反対が圧倒的多数 大津、2保育園民営化のパブコメ

中日新聞さま
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大津市が進める公立の逢坂、天神山保育園の二園の民営化方針について、市が四～五月に募ったパブリックコメントで、民営化に反対する意見が六百六十一件寄せられたのに対して、賛成がわずか二件だったことが二十四日の市議会教育厚生常任委員会で分かった。

同市は、今秋から幼児教育・保育無償化が始まるのを前に、「財政が厳しい」などとして、近接する園がある二園の民営化を検討。二〇二一年度から「公設民営」の指定管理による保育を経て、二四年度に「民設民営」にするとしている。

パブコメには延べ八百八人が回答。民営化の反対意見では、民間園は公立園に比べて障害児の受け入れ数が少ないことから「障害児が保育を受けられなくなる」とするものが二百九十五件、「民営化は唐突で、納得できない」とするものが二百八十四件あった。賛成意見は「自由な発想でいろんな幼児教育をすべきだ」と述べていた。ほかに、スケジュールの見直しを求めるものが六百十三件あった。

委員会で、委員の市議からは「反対だという民意が現れた。重く受け止めるべきだ」「民営化ありきでなく、公立も検討すべきだ」との意見が出ていた。

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