布おむつを必ず着用!?保育園独自ルールに戸惑う保護者たち

子供たちを見守る保育士のイラスト
ニコニコニュースさま
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4月から保育園に入園したお子さんは、もうこの時期には園での生活に慣れてきた頃かもしれません。とくに、保育園に入りにくい都市部にお住まいの方は、苦労した保活の末に子どもを保育園に預けられて一安心していることでしょう。

しかし、入園後も保育園のルールを覚えて確実にそれを実施しなければならず、子どもを預けるのにも一苦労だと感じる保護者も少なくありません。ここでは、入園後に保護者が戸惑うことについて詳しくご紹介します。

こんな物にまで!?すべての持ち物に名前を書かなければならない
衣類・下着はもちろんのこと、靴下、タオル、紙おむつ、ごみや汚れた衣類を入れるポリ袋など…すべての持ち物に記名するよう求められます。

子どもがある程度大きくなり自分のものを認識できるようになれば、「自分のもの」と名乗り出ることができます。しかし、まだ自分のものかどうかもわからない、話ができない赤ちゃんの場合は名乗り出ることができません。誰のものかわからないために保育園の先生が保護者1人ひとりに所有者を確認する手間が発生するのです。

また、当然ながら保育園でたくさんの子どもを預かるので、他の子どもと同じ洋服や下着を身に着けているかもしれません。この時、どちらにも記名がなければ、誰のものかわからずますます現場を混乱させてしまうおそれもあります。

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爪は毎日「きれいに、短く」を保つ
乳児のうちはとくに気をつけたい爪の長さ。自宅で世話をしていたときは顔に引っかき傷を見つけた時や、少し長いと感じた時に切るくらいでいいのかもしれません。しかし、保育園では常に爪を短く切っておくように指導されます。

爪が長いと、自分の顔を引っかいてしまうだけではなく、気になるものや人に対して何でも手を伸ばすので、他の子や世話をしてくれる保育士にも引っかき傷を負わせてしまう可能性があるのです。

自分の子ども1人ではなく、他の人にもけがを負わせるのは申し訳なく思いますよね。こうした安全上の理由で、保育園に通う子どもの爪は常に短くしておくように求められるのです。

保育園独自のルールを覚えなければならない
このように、持ち物に記名と爪を短く切るのはどこの保育園でも共通して求められますが、このほかにも保育園には独自のルールや方針があります。親は子どもを預けるにあたり、そうしたルールや方針に従う必要があります。

例えば、布おむつを使用している保育園の場合、はじめのうちは布おむつのつけ方を覚えなければなりません。布おむつカバーを用意する必要も出てきます。

アプリの連絡帳を使用している場合は、はじめはアプリをインストールし、使い方を覚え、毎日提出するよう求められますし、連絡するのを忘れるとアラートが鳴るので仕事を中断して提出しなければならないことも。

時間に厳しい保育園では、規定の預かり時間より1分でも早く登園してしまったとき「まだ早いので、今度からは少し遅く来てください」と注意をするところもあります。

他にも食事用のスタイの準備、手拭きタオルの準備、着替えのストックの枚数、布団の管理など細々としたルールは、園の方針によって異なります。保護者は、保育園の先生に指導されながら覚えていくしかありません。

保護者も慣れてくれば楽になる
これらのルールにはじめは慣れなくて、保育園の先生に注意されるたびに落ち込む方もいらっしゃるでしょう。しかし、これらも時間の経過とともに慣れていきます。

新しく購入した衣類はタグを切る際、同時に記名する癖をつけると名前の書き忘れを防げます。おむつも同様に、保育園で使用する分と自宅で使用する分をわけ、あらかじめ保育園用のおむつに名前を書いておけば、朝の準備で慌てる心配がありません。

子どもの爪は週末のお休みのときに切る習慣をつければ、よほど早く伸びる子どもでない限り、平日の忙しい時に爪を切る手間が省けます。

そして保育園のルールや保育方針を一度に理解するのは難しいので、徐々に覚えていけば問題ありません。4月の入園時よりも、数カ月経った今の方が保育園のルールを把握できているはずです。ルールが変わったときも、また先生に教えてもらいながら覚えていきましょう。

子どもと一緒に保育園に慣れて、保護者も精神的に余裕をもって子どもを預けられるといいですね。

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