読売新聞様
大津市の交差点で保育園児ら１６人が死傷した事故を受け、市は２６日、市内の保育施設の周辺道路で通行車両に注意を促す「キッズゾーン」を全国に先駆けて試験導入した。今後、効果を検証し、市内約１５０の保育施設に広げる方針という。
保護者らによる送迎が前提の保育施設周辺は、小学校の通学路で通行車両を規制するなどの「スクールゾーン」に比べて対策が手薄だったが、大津の事故を受け、政府が６月、交通安全緊急対策に「キッズゾーン」の設置を盛り込んだ。
この日は、大津市の委託業者が、同市大江の「レイモンド瀬田こども園」出入り口付近の路面に緑の塗装をし、その上に白で「キッズゾーン」（縦２・５メートル、横２メートル）の文字を表示。ほかに周辺道路３か所にも文字のみを記した。
事故は、５月８日、「レイモンド淡海おうみ保育園」近くの県道交差点で車２台が衝突し、散歩中だった同園の園児２人が死亡するなどした。
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