ひまわり幼稚園金子園長 「『めばえ』を与えていきたい」

社長のイラスト(若い男性)



タウンニュース
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戸塚町にある、(学法)ひまわり学園幼保連携型認定こども園・ひまわり幼稚園が今月創立70周年を迎えた。幼稚園に「教育」の導入を提言し続けてきた、金子禎園長に話を聞いた。

――現在の心境は。

 「最初の卒園者の方は70代半ばになられています。やはり歴史を感じますね」

――設立者は。

 「昭和24年の9月5日、現在のこの場所で父の馨が設立しました。父は県立希望ケ丘高校の校長を務めるなどの教育者であり、特に幼児教育が重要という持論がありました。開園当時、裏山のひまわりが夏の強い日差しの中元気に咲き誇っていたそうです。そこから園名をつけたと聞いています」

――園の教育方針を教えてください。

 「この時期は勉強より大切なことがあります。それは何にでも興味関心を持ち、先生の話をしっかり聞け、困ったことがあったら、自分から伝えられる。子どもたちが自然にそうなれる『めばえ』を与えることが大切。また、初めて保護者の手を離れて集団生活を学ぶ場でもあります。異なるタイプの子どもと互いに刺激を受けながら一緒に遊んだり、時には喧嘩になったり。私たちはそれを見守りながら人間形成の基礎づくりを行います」

――園長は横浜市の小学校教員を長く務めました。

 「父親の背中を見て教職員には早い段階でなりたい思っていました。学級担任を経験したあと、豊田、戸部、戸塚各小学校の校長職も担いました。園長になって思うのは、幼稚園教育は極めて重要ということです」

――幼保連携型認定こども園になりました。

 「働くお母さんたちが増え、その支援をしたいと。1歳から5歳の乳幼児が新しい園舎で一緒に元気で過ごしています。いい影響が出ています」

――今後の抱負を。

 「戸塚区は人口が増えています。そうした方々の教育の受け皿にもなっていきたいですね」


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