Kindle キッズモデル発表、子ども向けの名作や図鑑を読み放題で提供

Engadget 日本版

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Amazon.co.jp(アマゾンジャパン)は、「Kindle キッズモデル」を発表しました。子ども向けの名作文庫や図鑑、マンガを読み放題で楽しめます。

読み放題は「Amazon FreeTime Unlimited」に加入した上で利用可能。同サービスは月額980円(プライム会員は480円)で、キッズモデル購入で1年間は無料となります。


読み放題の本はWi-Fi経由でダウンロード可能。Amazon FreeTime Unlimitedに登録した子どもの年齢にあわせて、人気の本を中心に提案します。

電子書籍の読み放題は1000冊以上をラインナップ。岩波少年文庫、講談社青い鳥文庫の有名作品や、「ハリー・ポッター」シリーズなど人気の作品、「名探偵コナン歴史マンガ」など学習マンガ、勉強に役立つ図鑑や科学の知識を深める本などを揃えています。

品揃えは名作をバランスよく揃えてきた印象で、岩波少年文庫の『モモ』や など、読書好きな子どもなら一度は通ってきたような作品も収録。伝記ものや学習マンガのラインナップが充実しているほか、意外なところではプログラミング教育のための本など、最近の子ども事情を反映した作品もあります。マンガは少なめなようですが、マンガ『ドラえもん』シリーズの一部が収録されています。

また、読み放題以外にも、FreeTime Unlimitedの管理機能を通じて、指定したKindle本を、子どものKindleに追加することもできます。

通常のKindleと同様に、分からない言葉をなぞって表示する辞書や単語帳の機能を搭載。たくさん読むと「本の虫」や「スーパースター」といったバッジを獲得できる機能もあり、子どもが読書習慣を付ける工夫が施されています。

ベースモデルは第10世代のKindleで、保護者向け管理機能からAmazon FreeTime Unlimited機能をオフにすると、通常のKindleデバイスと同じように利用できます。

価格は通常のKindleよりも高い1万980円ですが、「落下や水濡れによる故障も無料で交換対応」という強力な保証付きになっています。また、ブルーかピンクのキッズカバーも同梱されています。

Amazon FreeTime Unlimitedには、1つのアカウントで4人までの子どもの情報を登録して利用できます。また、動画見放題や教育アプリの使い放題もセットになっていて、AmazonのFireタブレットを別途用意して利用できます。

■10インチFire タブレットにもキッズモデルが登場
AmazonはKindleキッズモデルの発表と同時に10インチAmazon Fireタブレットにもキッズモデルも発表しています。

先行して発売された7インチ、8インチのFireタブレットと同様に、保護カバーと落下・水濡れなどへの保証が付けられます。

Kindleキッズモデルの対象年齢は6歳以上、FireタブレットのFreeTime Unlimitedコンテンツは3〜12歳に対応となっています。

読書端末のKindleはFireタブレットよりも楽しめるコンテンツが少なくなるものの、子どもに本をたくさん読んでほしいなら目に優しい電子ペーパーを搭載したKindleを選ぶのがおすすめ。「しまじろう」の動画など映像コンテンツや図鑑を見るデバイスとしてなら、10インチのFireタブレットを選ぶのもよいでしょう。もちろん、両方買って使いわけるというのもアリです。

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