フェデラーが語る教育の重要性。ナミビアの学校を訪問し、子どもと触れ合う


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ロジャー・フェデラー(スイス)は、現地2月7日に南アフリカ共和国・ケープタウンで、ラファエル・ナダル(スペイン)とエキシビションマッチを行う。その前にナミビアに入国し、国会議事堂や小学校を訪れた。現地ニュースメディアのnamibianが報じている。

【実際の写真】フェデラーがナミビアの学校のイスに座り、子供たちに囲まれる

フェデラーは「ロジャー・フェデラー基金」を設立しており、アフリカ6ヵ国とスイスの幼児教育を援助している。基金のCEOは、これまでに100万人以上の子供たちを支援してきたと明かしている。今回のエキシビションマッチも基金に資金を集めるためだ。そのフェデラーはハーゲ・ガインゴブ大統領と面会した際、こう話した。

「政府と一緒に多くの子供たちを援助できて嬉しい。それぞれでやっていくのではなく、一緒にやっていくことが重要だ。今後6年で、多くの早期幼児期開発センターをオープンさせる予定だが、それは一緒にやっていかないと機能しない。僕はまたナミビアに帰ってくるよ」

「上手くいけば、僕たちは前へ進めるだろう。なぜなら教育と子どもは切って離せないものだから。僕たちがやりたいのは、子供たちの生活に変化をもたらすことだ」「それは一晩でできることではなく、長いプロセスがあって、みんながベストを尽くす必要がある」

大統領もフェデラーに「多くの有名なスポーツマンは貧しい人々のことを気にかけていない。ヨーロッパで裕福な暮らしをしている人が実際にアフリカにやってきて、裕福でない小さな子供たちのことを思い、資産を割いて援助してくれるのは素晴らしいことだ」と感謝を述べている。

フェデラーは合わせてナミビアの幼稚園と小学校を訪れ、子供たちと触れ合うとともに、現地の教師や保護者の意見を聞いたという。また若者が自分の可能性を最大限引き出すには、大きな夢を見る必要があり、そのために教育が重要だと強調。自身がそうであったようにテニスで例えてこう説明している。

「教育にかかっているんだ。もし良いコーチがいなかったら、今日ここにはいないだろう」「(グランドスラムで20回優勝できたのは)ハードワークをし、幸運であり、素晴らしい親がいる、そしてコーチの言うことをよく聞き、適切なチームがいたから。これ以外秘密はない。すぐにコーチに聞きたい、学びたいという欲求がなければならない」

フェデラーとナダルによるケープタウンでのエキシビションマッチ「The Match in Africa」は、日本時間2月8日午前2時頃から行われる。


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