AI・グローバル時代を生き抜く幼児教育の新スタンダードとは?KDIで中室牧子慶應大学教授のセミナーを開催


時事ドットコムニュース



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【イベントレポート】
J.フロントリテイリンググループのバイリンガル幼児園「Daimaru Matsuzakaya Kids Duo International 青葉台(KDI青葉台)」で、2月1日(土)、ベストセラー「『学力』の経済学」の著者・中室牧子慶應大学教授をお招きして講演会を開催しました。この講演会はKDIのフランチャイザーである株式会社やる気スイッチグループと企画したもので、1歳から5歳の子どもを持つ保護者、約30名が参加されました。小さな子を持つ親にとって「子どもの将来のために何が最善か」はいつも最大の関心事ですが、昨年10月から幼児教育・保育の無償化がスタートし経済的なゆとりが広がったことで、質の高い早期教育への関心がさらに高まっています。


中室牧子慶應大学教授
就学前の教育投資は高いリターン
第1部の基調講演では、中室教授は、「教育の投資リターンは子どもの年齢が小さいほど高い」と指摘。さらに、ノーベル経済学賞を受賞したシカゴ大学のヘックマン教授の研究を例にあげ、質の高い幼稚園に通った子どもと通わない子どもを約40年間追跡した調査では、6歳時点のIQや19歳時点の高校卒業率、27歳時点の持ち家率、40歳時点の所得などで明らかな格差があらわれていることを紹介しました。
教育の効用をデータをもとに解説
人生の成功を左右するのは「非認知能力」
「就学前に受けた質の高い教育」がその後の社会的・経済的な成功の要因となったと考えられますが、認知能力の1つであるIQの推移を比較すると、7歳までは早期教育を受けた効果が残るものの実は8歳ごろには格差は無くなっています。
それでは何が人生の成功を左右したのでしょうか?
中室教授は「非認知能力」だとしています。非認知能力とは、IQや学力など(数値で)認知(可能な)能力以外の、自制心・やる気・やり抜く力・リーダーシップ・創造性・好奇心といった力を指します。幼少期において、認知能力だけでなく、これらの非認知能力を養うことが大切だと語りました。


KDIスタッフによるトークセッション
子育ての疑問に答えるトークセッションを開催


第2部ではKDIのスタッフが登壇し、「子どもを伸ばす接し方は?」「早期教育は本当に必要?」など子どもを持つ親の関心事について、幼児教育の現場で実感することやこれからの時代に必要と感じていることを語るトークセッションを開催。経験豊かなスタッフの話に、参加者は熱心にペンを走らせていました。その後の個別相談会にも多くの方が参加され、中身の濃い充実した時間となりました。

KDI青葉台を運営するJFRこどもみらいの柏木敏弘社長は、「青葉台園は教育熱心な地域にあり、早期教育に関心をお持ちの方にたくさんお越しいただけた。今後も子育ての疑問に答えるセミナーを開催していきたい。当園としてもクオリティの高い幼児教育を提供し、親御様のニーズにお応えしたい。」と手ごたえを語りました。


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