大阪市休校延長 学童保育では


NHKNEWWEB
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新型コロナウイルスの影響で大阪市が、市立の小学校を今月19日まで休校することを決めたことを受けて、受け皿となる学童保育の現場からは、不安や戸惑いの声が上がっています。

大阪市東成区のかわせみ学童保育所では、臨時休校が始まった先月上旬から、午前8時に学童保育を開け、子どもたちを受け入れています。
いまは春休み中ですが、今月から新1年生およそ20人も加わり毎日、40人ほどが利用しています。
学校が再開されれば、放課後から子どもを受け入れる予定でしたが、休校が延長されることになり、これからも朝から受け入れることにしています。
しかし、職員を急に増やすことは難しいうえ、今の職員たちも休校が始まった先月から長時間労働が続いていて、大きな負担となっています。
施設では大勢の子どもたちが、限られた空間で過ごさなければならないため、換気を常に行ったり、空気清浄機を設置したりしていますが、手探りの対応が続いています。
かわせみ学童保育所の職員、中西三保さんは、「保護者の中には仕事を休めない人も多く、厳しい状況ですが、職員一同、体力が続くかぎり開いていきたい」と話しています。
そのうえで、国から学童保育を開くよう要請される中、今後、緊急事態宣言が出されたときに、このまま、続けてよいのか、判断できないでいるといいます。
中西さんは、「どのような場合に学童を閉めなければならないのか、国や自治体はできるだけ早く詳しい方針を示してほしい」と話していました。

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