子どもの権利知って 南砺市民有志が団体結成 子育て情報発信へ


北日本新聞
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 11月に南砺市で開かれる「子どもの権利条約フォーラム」に向け、市内の有志が市民団体「こどもネットワーク まなざしなんと」を結成した。フォーラムでは会場で子育て情報を発信するブースを運営し、終了後は会員制交流サイト(SNS)を活用した悩み相談などの活動を続ける。子どもの権利への関心の高まりを一過性にせず、親と子が安心して暮らせる社会の実現を目指す。 (堀佑太)

 子どもの権利を保障する「子どもの権利条約」は1989年に国連総会で採択され、日本は94年に批准した。

 フォーラムは14、15日、同市福野文化創造センターヘリオスで開く。シンポジウムや分科会のほか、飲食物販ブースや体験コーナーも設け、子どもも親しめる内容にする。県内での開催は2009年以来、2回目。

 まなざしなんとは、子育てや引きこもり支援に携わる市民6人からなり、フォーラムで「なんとブース」を運営。市子ども課や民間の自然教室、学習塾など官民の垣根を越えて連携し、子育てに関する情報を届ける。

 その後も活動を継続し、ホームページや会員制交流サイト(SNS)を使って、メンバーが子育て中の親の悩みを聞くほか、母親や子ども同士が交流できる場を設け、子どもの権利に理解を深める取り組みを広げる。

 団体の高橋佳寿江代表は「全ての子どもが安心して眠ることができ、明日を迎えるのが楽しみになるような南砺市にしたい」と話している。


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