医療従事者に癒やしの温泉 射水の海王湯船に浮かぶ感謝の言葉 入浴料200円引き


中日新聞
------------------------------------------------------------------------------------------------
 射水市鏡宮の天然温泉海王は二十八日、高岡、射水、氷見の三市の園児が書いた医療従事者への感謝メッセージ入り入浴木を湯船に浮かべるキャンペーンを始めた。八月二日までのキャンペーン期間中、医療従事者は身分を証明すれば、通常料金から二百円引いた五百円で利用できる。(武田寛史)
 同温泉は毎年、父の日や母の日に園児のメッセージ入り入浴木を浮かべている。今年は新型コロナウイルス感染症の最前線で医療に携わる医師や看護師に感謝を表すことにした。
 入浴木は、三重県尾鷲市の世界遺産・熊野古道の尾鷲ヒノキを間伐した枝を加工した直径十センチ、厚さ三センチの円形の四百五十枚。新湊作道保育園(射水市)や高岡第一学園の幼稚園(高岡市)など、高岡、射水、氷見市の保育園・幼稚園・認定こども園計八園に依頼し、園児に「がんばって。ありがとう」の文字やカラフルな絵を描いてもらった。疫病よけの霊力を持つとされる妖怪「アマビエ」や立山の妖怪「クタベ」のイラストが印刷されたものもある。
 同温泉は八月四〜十日は小中学校、高校、大学、専門学校の教諭を対象に同様のキャンペーンを実施する。八月二十六〜三十日に医療従事者への二回目、九月にも保育士を対象に予定する。職場や職業を証明できる写真を提示すれば割引を受けられる。月曜定休だが、八月十日は営業し、翌十一日に休業する。
 同温泉も新型コロナの影響で客足は通常の五割という。それでも津幡真一社長(48)は「新型コロナで、大変な疲労とストレスを抱えている医療従事者に少しでも癒やしにしてもらえればと思っている」と話す。


------------------------------------------------------------------------------------------------

コメント