いわきの幼稚園で「熊本支援バザー」 昨年2度、浸水被害を経験


福島民友新聞
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 いわき市のさかえ幼稚園は21日、九州豪雨で浸水被害を受けた熊本県内の幼稚園を支援しようと、同園内でバザーを開いた。昨年、浸水被害を受けた際に全国から寄せられた支援に力を得た経験から「今できることをしよう」と保護者ら園児の家族限定で開催した。

 さかえ幼稚園は、昨年10月の東日本台風と同月25日の大雨で、2度にわたり浸水被害を受けた。多くのボランティアや県内外から届いた支援物資に力をもらったことから、熊本県で被災した幼稚園の復旧を支援しようとバザーを企画した。

 「緊急!熊本水害支援・在庫一掃バザー」と題して、昨年の台風被害で届いた支援物資や、保護者から譲り受けたおもちゃや食器、絵本などを販売。会場には募金箱も設置し、被災地への支援を募った。バザーは22日も開く。

 売り上げや募金で集まった浄財は、今月中に熊本県私立幼稚園連合会を通して被災した幼稚園に寄付する。新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、検温や手指消毒などの対策を講じて開いた。

 吉田元園長(51)は「新型コロナの影響で、被災地ではボランティア活動も制限され、復旧に時間がかかると思う。被災の教訓を生かして支援したい」と語った。


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