中日新聞様
三重県桑名市は無料通信アプリのＬＩＮＥ（ライン）を活用し、市役所に来庁せずに市内の公立、私立保育所への入所申請手続きができるシステムを導入する。全国の自治体で初めての取り組み。
新年度の一斉入所に向けた手続きが対象。例年は九月から受け付け、多くの保護者が書類の提出や面接などで市役所窓口を訪れる。市は新型コロナウイルスの感染再拡大を踏まえ、システムの導入を決めた。
市のホームページからダウンロードした書類に記入し、スマートフォンで撮影。ＬＩＮＥで市に送信し、面接の予約をする。面接はビデオ通話を使ってオンラインで行う。
現在、入所申請の開始に間に合うよう受理システムの開発を進めている。ＬＩＮＥでの申請のほか、来庁する従来の手続き方法も残す。
伊藤徳宇市長は「今の子育て世代はスマホで情報収集する人が多い。三密回避とともに、市民の利便性向上に役立てば」と話した。
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