心に刻む花火 広陵の冬空に - ネットで費用募る「子どもたちに一体感を」/保護者有志が企画


奈良新聞


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 広陵町に住む子育て世代の7人が中心となり、クラウドファンディングで打ち上げ花火の費用を募る「広陵トウジノハナビ・プロジェクト」を立ち上げた。募金が集まれば、12月21日に町内で花火を打ち上げる計画だ。

 コロナウイルス感染防止のため、町内の中学校の修学旅行が中止になったり、小中学校の運動会も種目が縮小されるなど、子どもたちの楽しみも少なくなっている。

 そのため、各種行事で得るはずだった一体感や達成感を子どもらに味あわせたいと考える保護者の有志が企画した。

 クラウドファンディングは10月1日から同プロジェクトのホームページで開始する。3000円以上の寄付をした人に、子どもらのメッセージを添えたコーヒー容器のカバーをプレゼントする。

 同カバーはコンビニなどで販売されるカップ入りコーヒーに取り付けるもので、町内の靴下工場でロゴを編み込んで作ったオリジナル品。

 花火は冬至の12月21日夜に打ち上げるが密集を防ぐため、場所や時間は非公開。募金の集まり次第では複数の場所から打ち上げることも検討中という。

 実行委員代表の岡崎剛史さん(42)は「コロナ禍で人同士が触れ合いにくいが、つながりの大切さを感じている。花火やファンディングを通じたつながりを作れれば」と話している。


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