笑顔 園児にクリの贈り物 距離200kmの「絆」...なぜ


フジテレビ系(FNN)


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静岡県にある長窪保育園。
園児たちが食べているのは、クリご飯のおにぎり。

秋の味覚を頬張って、みんなおいしそう。

このクリ、どこで採ったのか。

女の子は、「モチマルさんにもらったクリ!」と話した。

園児にクリを送ったのは、茨城の持丸正美さん。

でも、つい3週間ほど前まで、保育園とは何の関係もなかった。

住んでいる茨城・笠間市から、保育園のある静岡・長泉町まで、その距離は200km以上。

何が持丸さんと保育園を結びつけたのか。

園児が答えを教えてくれた。

女の子は、「いばらきに風船が飛んでいってね、木にひっかかっていたから」と話した。

きっかけは、保育園の運動会。

年長の園児たちが、「お返事ください」などと書いた風船を、あわせて100個、飛ばした。

すると4日後、「風船を見つけた」という電話が。

それが、持丸さん。
クリ農園の経営者だった。

クリ農家・持丸正美さんは、「ちょうど、この辺に落ちていた。これは何だろうと拾い上げたら、名刺判くらいのメッセージがあった」、「遠いところから届いて、なおいっそうの感激が違いますね」などと話した。

これを機に、園児との交流が始まった持丸さん。

手紙のお礼にと、収穫したクリおよそ6kgを保育園にプレゼントした。

園児たちは、「おいしかった!」と話した。

先生が「写真撮ろうか、持丸さんに...」と声をかけると、園児からは「手紙書く!」、「畑の野菜あげる!」といった声が聞かれた。

風船がつないだ縁。
風のいたずらが、すてきな絆を生んだ。


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