保育職員らにも対象拡大へ 郡山市の無料PCR検査


福島民報


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郡山市で新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受け、市は近く、無料でのPCR検査の対象をJR郡山駅周辺にある保育施設や高齢者施設職員らに拡充する。駅前の飲食店などの無料検査期間も延長するなど対策を強化する。品川萬里市長が十五日、市役所で会見し、発表した。 

 市内で九月一日から十月十一日までに発生した新型コロナ感染者は、駅前繁華街の飲食店の従業員と利用者が三十二人(36%)で最多だった。家族内での感染が十九人(22%)、知人との接触が五人(6%)、職場内での感染が九人(10%)、県外への移動での感染が六人(7%)、不明が十七人(19%)だった。 

 市は当面、大勢の感染が確認されている郡山駅周辺で、子どもや高齢者への感染防止対策が必要と判断。保育園などの施設ごとに申し込みを受け付け、PCR検査を行う体制をつくる。駅前の店舗などで働いている保護者の子どもを預かる施設なども対象に加える方針。現在行っている接待を伴う飲食店の従業員らを対象にした無料検査も十一月末まで延長する。

(写真:福島民報)

 品川市長は厚生労働省クラスター対策班の分析結果を踏まえ、「家の中、社交の場での対策を徹底してほしい。取り組みの積み重ねが大事で、一人一人が感染防止の担い手との意識を持ってほしい」と市民に呼び掛けた。 

■5人が退院 

 県は十四日に新型コロナウイルスによる入院者五人が県内の医療機関を退院したと十五日、発表した。 

 十四日現在の入院者は宿泊療養施設への入院者を含め七十二人で、このうち三人が重症となっている。


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