プログラミングにバレエも コロナ禍、児童に居場所提供


朝日新聞デジタル


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千葉県船橋市にある民間の学童保育施設「アフタースクール」が、新型コロナウイルスの影響で失職したり、収入が減ったりした家庭の子どもを、6カ月間無料で預かる事業を始めた。夕食や学習の個別指導、英会話、スポーツなども無料とし、フードバンクの協力で家庭に食材も提供する。

 アフタースクールは、共働き家庭が急増する中、2002年に桑野秀男代表(68)が「公設の学童保育は保育時間が短く、お迎えが負担だ、などという多くの親の声に応えたい」と設立。04年にNPO法人となった。船橋市内に2教室と千葉市内に1教室があり、計約50人の児童が利用している。

 公設の学童保育は午後7時までだが、アフタースクールは仕事で親が家にいられない一人親家庭などに配慮し、午後8時半(最長は午後10時)まで預かる。夕食も低額で提供し、各家庭まで送迎もする。

 児童は放課後に集まって自由に遊び、希望する子は「サイエンス」「プログラミング」「英語」「テコンドー」「バレエ」や、学校や中学受験の勉強など、週1、2回の「カルチャー」を有料で受けられる。

 小学校高学年になると、学習塾などに通い、それ以外の時間は自宅で1人で過ごす子が多くなるという。「高学年ほど居場所が必要」と桑野さん。家に1人でいるとパソコンやゲームに没頭してしまいがちだといい、桑野さんは「うちは6年生までの居場所づくりを目指している。6年間通う子も多い」と話す。


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