コロナ禍で変わる"保活" 保育所見学会の中止相次ぐ「窓越し・リモート相談会」も…#コロナとどう暮らす


北海道ニュースUHB


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自分の希望する保育所に子どもを入れたい。そう思う親の願いは必ずしも実現しません。

 そんな母親を支えるのがいわゆる「認可外」の保育施設などです。例年12月から1月にかけ、見学会など入園手続きが本格化しますが、2020年は新型コロナウイルスの影響で様変わりしています。

 11月30日で、2021年度の北海道札幌市内の認可保育所などへの入園受付が終了します。

 11月26日発表の中間報告によると、白石区のある保育所では、0歳児の受け入れ予定数が8人に対し、37人が入園を希望。

 この中から札幌市が親の就労や病気などといった"保育の必要性"を考慮し、入園を決定します。審査に漏れた児童は…。

 札幌市子ども未来局 草野 晶裕 課長:「幼稚園でも保育所と同じサービスを受けている保護者や、企業主導型保育事業で保育を受けている人もいる」

 審査に漏れた児童の受け皿になっているのが、認可外保育施設です。

 中央区のこの保育所は、3年前に会計事務所が従業員のために開設しましたが、いまは利用者の8割が一般の児童です。

 本来この時期は見学会が本格化しているのですが…。

 北2東3保育園 岡坂 忠寛さん:「園内に人を入れるのが難しい場合でも、窓越しでも様子は見られると思います。声は聞こえませんが…」

 11月に入ってからの新型コロナの感染拡大で、見学会を行うことができないのです。

 北2東3保育園 岡坂 忠寛さん:「伝えられる内容は減ってしまうと思うが、見学会によるリスクを増やすことはできない。リモート相談会なども実施して活動していく方針」

 コロナ禍で変わる生活。保育所選びにも変化がおとずれています。

 定員オーバーなどで希望した施設に入れなかった数、いわゆる"隠れ待機児童"は、2020年4月の札幌市の発表で「1869人」。入園希望者の約6%をしめています。

 札幌市の子育て情報サイトのほか、SNSにも保育所口コミサイトも多数あります。変わる保育所選び。情報集めも鍵を握ると言えそうです。


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