給付金「障害ある子へ」 足利 女性の寄付、お菓子に


下野新聞SOON


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新型コロナウイルス対策の特別定額給付金を、障害がある子どもたちに使ってほしい-。障害児が放課後などを過ごす栃木県足利市内の「放課後等デイサービス」に24、25の両日、クリスマスプレゼントのお菓子が届けられた。

 贈り主は市内の匿名の高齢女性。市によると、女性は11月、市役所窓口を訪れ「給付金をもらったが私は年金で暮らせている。障害がある子たちに使うことはできないか」と相談した。

 市は市内全18カ所の放課後等デイを利用する全ての子ども約350人に菓子を贈ることを提案し、女性も承諾。県から支給された感染対策のマスクなどを配る予定だった24、25日に合わせて市から配布した。

 菓子はクリスマスの絵柄入りの袋詰め。同市はコロナ禍でも季節の行事で楽しんでほしいと考え、菓子配布を提案したという。

 1人10万円の特別定額給付金は同市でも5月以降、6万7135世帯の14万6577人に給付された。同市障がい福祉課の加藤美恵(かとうみえ)課長は「障害がある子たちを気に掛けてくれていることがうれしい。見守ってくれているということですから」と感謝した。


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