バイク乗りのサンタ登場 児童養護施設でお菓子配る


北日本新聞


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サンタクロースやトナカイなどの衣装を着た県内のバイク愛好者が20日、富山市中布目の児童養護施設「ルンビニ園」を訪れ、子どもたちにお菓子を配った。新型コロナウイルス禍で苦労した1年を笑顔で締めくくってもらおうと企画。発起人の早川尚佳さん(46)=砺波市神島=は「良い思い出になってくれればうれしい」と話した。

 早川さんは、休校措置で友だちに会えなかったり、学校行事が中止になったりした子どもたちに対して「何かできないか」と感じていた。「サンタツーリング」と銘打ったイベントを計画し、会員制交流サイト(SNS)でバイク仲間に呼び掛けて実行委員会を結成。メンバーが自費で約300個のお菓子を用意した。

 この日は17人がサンタやトナカイの衣装を着て、ルンビニ園を訪問。「メリークリスマス」と声を掛けながら、幼児から高校生までの50人にお菓子を手渡した。人気漫画「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」のキャラクターに扮(ふん)したサンタも登場し、にぎやかな雰囲気に包まれた。子どもたちからは感謝を込めて手作りの首飾りが贈られた。

 本来は乗ってきたバイクを見てもらう予定だったが、雪のため車で移動した。早川さんは「子どもたちの笑顔を見て、準備の苦労が吹き飛んだ。来年はバイクに乗って訪問したい」と話した。 (野村達也)


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