中京テレビNEWS様
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愛知県日進市の保育園で、ユニークな紙芝居が披露されました。その題材は「塗装工事」。保育園の改修工事を、子どもたちにわかりやすく伝えるための紙芝居で、全て市の職員の手作りで行われました。珍しい試みに、園児たちも大満足のようです。
日進市の北新田保育園で園児たちをとりこにした“塗装工事”の紙芝居。
この保育園では、まもなく改修工事が始まるため、園児たちにも知ってもらおうと紙芝居を使った説明会が開かれたのです。
この紙芝居を考えたのは、日進市の職員、桃原勇二さん。子どもたちにも受け入れやすいようにと、去年から紙芝居を始めたそうです。
「屋根の様子がよくないから屋根を直しますっていう話です。屋根の上でコロコロって工事の人が塗るお仕事をします」(日進市財務政策課 桃原勇二さん)
紙芝居は手作りで、絵はすべて桃原さんが書いているんです。市のイメージキャラクター「ニッシー」もお手のもの。
紙芝居の絵を描くときのポイントはー。
「あんまり難しくしちゃうといけないので。ちょっとヘタウマな感じを出さないと」(日進市財務政策課 桃原さん)
紙芝居ではクイズを取り入れるなど、園児たちにも受け入れやすいようにと工夫されています。
そもそも、工事の説明を“紙芝居”を通して行おうと思ったきっかけは、“説明の難しさ”にあったといいます。
「改修工事って、自分たちがお願いしてやっているはずなんですけど。先生方に話をしてもなかなか理解が難しいと思うので」(日進市財務政策課 桃原さん)
紙芝居を使って、子どもたちに工事の説明をするという、この珍しい試み。説明会には、実際に工事を請け負う業者や設計担当者らも参加しました。というのも、市が発注した工事の内訳書に“子ども向けの説明会に参加する”という記載が入っているんです。これには業者の担当者も驚いたといいます。
「(最初は)びっくりしました。子どもですので、どうやって説明するのか…。専門用語は使えませんので」(設計担当者)
説明会では紙芝居の他に、塗装の体験も実施されました。園児たちも夢中になって色を塗ります。
「子どもたちも自分たちの保育園がどういうつくりになっているかとか、学べていい機会だと思いました」(保育士)
楽しく学んだ子どもたち。これで工事の音など、怖がらずに過ごせそうです。
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