保育士らがオンラインで感染対策学ぶ 西予 市立施設6施設


愛媛新聞ONLINE


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愛媛県西予市は28日、市立の保育所や幼稚園を対象とした新型コロナウイルス感染症対策研修をオンラインで初めて実施し、保育士らが職員や子どもの手洗い、設備の消毒などの注意点について学んだ。計6施設が対象で29日も実施し、今後は民間施設や放課後児童クラブのスタッフにも同様のオンライン研修を計画する。
 市は国の新型コロナ対応臨時交付金を活用して昨年末、市施設で利用するテレビ会議システム用の大型ディスプレーやカメラを保育所や幼稚園に配備した。
 28日は保育所のお昼寝時間を活用し、3施設約20人が参加。市が運営する病児保育室(同市宇和町清沢)の和泉寿恵・上級看護師が国の対応ガイドラインを基に、おむつ交換や食事時の注意点を説明。園児の年齢に応じた手洗いや歯みがきの解説では「絶対にタオルを共有させないで」と呼びかけ、ペーパータオル使用も選択肢とした。
 マスクや手袋、使い捨てガウンの着脱方法も動画で紹介。終了後は参加者から「分かりやすかった」との感想が相次いだ一方「動画は直接会っての実演より見にくく、改善やデータ提供を検討してほしい」といった要望も出ていた。
 市子育て支援課によると今後は研修や園児、保護者の勉強会のほか、市役所で毎月行っていた園長会をはじめとして各種会議に使用。感染防止対策に加え、従来は市役所まで片道40分以上かかる施設もあり、職員の負担軽減にもつなげる。


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