子育て支援センターを併設、埼玉・深谷で幼稚園が開園へ 専門相談員を配置、子育ての悩みにも応じる


埼玉新聞


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子育て支援センターを併設する「深谷市立深谷東幼稚園」が4月、同市常盤町にオープンする。旧深谷寄居医師会メディカルセンター跡地で、幡羅と常盤、明戸の3園を再編した。

 市は2021年度から市立全8幼稚園で3歳児を受け入れ、給食を提供する。さらに平日午後6時までの預かり時間の延長や長期休業期間中の預かり保育も実施していく。

 深谷東幼稚園の面積は園舎と運動場、73台分の駐車場を含めて5364・61平方メートル。木造平屋建で一部鉄筋コンクリートと鉄骨になっている。昨年4月に工事に着手。総事業費は7億4700万円。3~5歳児の計190人が通える。

 園舎はコの字型で、ときがわ町産の杉などを使用して木のぬくもりも体感できる。遊戯室の外壁には赤レンガ調のタイルを使ってレンガのまち深谷のシンボルになるよう心掛けたという。4歳児と5歳児の保育室の間には本に触れ合い、読み聞かせもできる図書コーナーを設置。園児が窓越しから給食調理室を見ることもできる。

 子育て支援センターは市内市立幼稚園では初になる。就学前の親子の交流や専門相談員2人を配置して子育ての悩みなどにも応じていく。月に1度のイベントも予定しているという。

 小島進市長は「子どもたちの忠恕の心を育てる一つの場所になってほしい」と話した。


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