背景には人材不足も 働きやすい職場づくり 「ひなたの極」認証 宮崎県


宮崎ニュースUMK


------------------------------------------------------------------------------------------------
働きやすい職場づくりを行う企業や事業所を宮崎県が認証する「ひなたの極」認証制度。25日新たに建設会社と保育園が認証を受けました。
この制度を申請した背景には、どちらの業種も人材確保の難しさがありました。

「ひなたの極」の認証を受けたのは、日南市の富岡建設と宮崎市のあおき保育園です。
「ひなたの極」認証制度は、宮崎県が働きやすい職場づくりを積極的に行う企業などを認証するもので、育児・介護休暇の取得状況や有給休暇の取得促進に向けた取り組みを行っているかなど25の審査項目があります。

富岡建設では、3年前から完全週休二日制を導入、年次有給の取得率は57%と建設業、全産業で比較しても全国平均を上回っています。また、レクレーションを通して、従業員同士の親睦を深める取り組みも行っています。
(富岡建設 柳橋恒久社長)
「当社でも若い職員の離職が大きかった。3年間で4人辞めたという背景があって、完全週休二日制を3年前から始めました。ひなたの極を使って、アピールできたらという思いでやっています。」

一方、あおき保育園は、有給の時間単位での取得やシフト調整のフォローにより育児休業からの復帰率100パーセントを実現しています。
(産後6カ月で復帰)
「早出遅出の勤務を他の皆さんでフォローしていただいて、私は固定のシフトという形で、子供が1歳になるまではそうやってシフトを組んでいただきました。」
(産後7カ月で復帰)
「子供が具合が悪くなった時、急に熱が出た時に、すぐ休んで良いと対応してくれたので、そこが助かっています。」
(あおき保育園・川越百合子園長)
「なかなか保育士が集まらない、募集をかけても来てもらえないというのが続いていまして、学生さんたちに働きやすさをアピールしたいという思いがあり、応募しました。」

宮崎県内では、29社が「ひなたの極」の認証を受けていて、県は「働きやすさ」という企業の魅力を高め、若者の県内就職率の向上につなげたいとしています。


------------------------------------------------------------------------------------------------

コメント