サッカーで療育 障害児放課後デイサービス、那珂にオープン


茨城新聞クロスアイ


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合同会社Maply(メイプリー、茨城県那珂市戸、関尚人代表)は1日、同市菅谷に放課後等デイサービス「Maply After School(メイプリーアフタースクール)」を開所した。放課後などに障害のある子どもを預かり、県内で珍しいというサッカーを取り入れた療育など取り組んでいく。

知的障害など障害のある6~18歳の子どもが対象。施設内には人工芝を敷いたサッカーゴールを設けた。体全体を使うサッカー療育で体力向上や脳への刺激など期待されるという。また、コミュニケーション能力や社会性も養うという。このほか、音楽やカードを使った英語や、指先の運動能力向上につながる手話による療育も取り組む。保護者向けのセミナーも定期的に開催する計画。

関代表は、水戸市を中心に障害児の支援事業や就労支援施設を運営する一般社団法人クオリティ・オブ・ライフ(同市赤塚、川崎智寛代表)でボランティア活動をしてきた。自身も児童福祉に携わりたいと、昨年9月に会社を退職し、同社を設立。出身地の那珂市に同社初の放課後デイを立ち上げた。今後、両者でも連携しながら事業展開していく。

関代表は「障害の有無にかかわらず、未来を背負っていく子どもたちが輝ける土台をつくっていきたい」と話した。

開所日は祝日を除く月-土曜日。定員10人。小学校、自宅、指定の集合場所まで送迎する。問い合わせは同社(電)029(352)9388。


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