えっそれって職業!?Z世代女子が将来なりたい職業ランキングの1位とは?


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かつてあらゆる分野のマーケターから注目を集めていたのは、2000年以降に成人を迎えた「ミレニアム世代女子」でした。彼女たちはデジタルネイティブ世代の先駆けでしたが、現在は物心がついたころからスマホやSNSに触れている「Z世代」が登場。10代から20代前半の彼女たちがいま、マーケティングなどで大きな注目を集めています。

インフルエンサーがダメなら安定した公務員になりたい ?
小学生女子に人気の「ケーキ屋さん」や「カフェ店員」はさすがに入っていません

そんなZ世代女子は、自分が将来社会にでた際にどんな大人になりたいと考えているのでしょうか?そこで今回ご紹介するのは、SNSトレンドとZ世代インサイトの研究機関「memedays(ミームデイズ)」が実施した、「Z世代の将来に関する意識調査」。まずこちらによると「将来に対する考え方」について、全体の72.8%が「SNSから影響を受けている」と回答しており、将来のイメージ像については65.8%が「ワクワクする」と回答しているといいます。

そんな彼女たちは将来どういった大人になりたいのでしょうか?そこで「将来なりたい職業」を尋ねてみたところ、左のような結果となりました。

なんと1位にランクインしたのは「インフルエンサー」(21.1%)。ちなみにインフルエンサーとはSNSを通じて影響力がある人の総称で、そこにはユーチューバーや芸能人、スポーツ選手などさまざまな職業の人が該当します。つまりインフルエンサーじたいは職業ではないのです。そして3位に「芸能人(歌手・俳優・声優など)」がランクインしていますが、とにかくSNSやメディアを通じて何かを発信して影響力を持つことに強い憧れを感じていることがうかがえます。

が、その一方で興味深いのは、その他でランクインしているのが「保育士・幼稚園教諭」「公務員」「教師・教員」とすべて安定した仕事である事実。発信力を求める一方で、強い安定志向も同時に持ち合わせているのがZ世代の特徴なのでしょうか?

努力して高学歴になるより、コミュ力があるほうが大切と考える
コミュニケーションが苦手な人が多い世代だからこそ、コミュ力の重要さを認識しているのでしょうか?

続いて同調査ではZ世代女性を対象に「将来、社会で活躍するために大切なことを」をアンケート。彼女たちが大切にしていることは、他の世代と特別な違いがあるのでしょうか?結果は左の通りでした。

一番多かったのは「コミュニケーション力」。それに続くのは「人とのつながり」「人に伝える力」と、とにかく人との関係性を重要視する意見が上位となっています。さらに興味深いのは、一昔前なら確実に上位にきそうな「努力」はと答えた人はわずか0.9%であること。そして「高学歴」と答えた人は13.2%となっています。つまり努力していい学校に入ることに対する価値を、この世代はほとんど信頼していないようです。

またZ世代女性に「人生で大切にしたい価値観」を調査したところ、圧倒的に多かった意見は「好きなことをやって生きる」(78.1%)。彼女たちにとって努力や我慢を重ねてやりたくない勉強をしていい学校に行く人よりも、好きなことをやって注目を集めているようにみえるインフルエンサーが憧れの対象となるのはある意味当然なのかもしれません。もちろんインフルエンサーにもたゆまぬ努力があることを、彼女たちが知らないわけではないでしょう。でもその素振りをみせずに楽しそうにする姿のようが、Z世代に刺さるようです。


【調査概要】調査概要:トレンダーズ株式会社 調査名:Z世代の将来に関する意識調査 調査対象:15~21歳 のmemedays会員女性 114名 調査日:2021年3月9日~19日 調査方法:インターネット調査


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