学習塾の「京進」 コロナ失業の女性らに「無料」でオンラインの保育士資格講座提供



YAHOO NEWS
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 京都では、人と企業をつなぐ取り組みが行われている。学習塾や資格取得の講座を開く『京進』は、新型コロナなどが原因で失業した女性に対し、再就職に向けて「保育士資格」の取得を支援する新たな取り組みを始めた。  「京進」広報部の森崎恵理子課長は「実質的な失業率を見ると女性にしわ寄せがきている。緊急に課題を解決できることがないかなと」と意図を語る。28日発表された総務省の労働力調査によると 新型コロナが広がる前の昨年2月、パートやアルバイトを含む非正規雇用の女性の数は1487万人だった。  しかし、4月には1392万人と、この1年余りで約100万人も女性の非正規労働者が減っていることがわかった。これは、多くの女性が職を失ったことを表しており、新型コロナの影響で時短営業や休業に追い込まれた飲食店を始めてとする小売店などで働けなくなったことが主な要因とみられている。  女性の失業問題が深刻化する中、『京進』は通常、約4万円かかる保育士資格のオンライン講座を、主に女性を対象に受講料無料で提供している。キャリア支援事業部の松軒希課長は「スマホを使って自宅で学習できるので、濃厚接触もなく学習してもらえるのが特徴です」と話している。  保育園の増加などで、保育士のニーズが高まる中、失業者支援と 保育士不足の解消を同時に行う狙いだ。森崎課長は「職を失われてる方とか、生活が安定せずに不安を抱えてる方が一人でも少なくなって、慢性的な人手不足である保育園にとっても保育士さんが増えるというのは、一つ大きな意味があると思う。そういう社会的な課題の解決にもつながる」と意義を語っている。  この“受講料無償化”は、6月1日から先着100人で予約を受け付け、8月以降にも検討しているという。苦しい飲食業界に長期化する失業問題。いつまで我慢すればいいのか。菅総理には、国民が納得できる説明が求められる。


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