≪関西のニュース 住宅4軒崩落から4日 工事で「揺れ」指摘する声も 付近の保育所の再開日は“未定”



MBSニュース様 https://www.mbs.jp/news/kansainews/20210628/GE00038994.shtml
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大阪市西成区で崖の上に建っていた住宅が相次いで崩落してから6月28日で4日目。現場では依然危険な状況が続いています。

 6月25日金曜日の朝、崖の上で2階建ての住宅が崩れ落ちました。その後、隣接していた住宅も崩れ落ち、計4軒が崖から崩落しました。現場は住宅が立ち並ぶ地域で、けが人はいませんでしたが、崖の上には1軒の住宅が土台の一部がむき出しの状態で残っています。残った土台からもパラパラと砂が落ちる危険な状況。崩落の恐れがあります。

 (近隣住民)
 「1軒残っていますけど、あれも地層が歪んでいるから崩れるんじゃないかなって」

 崩落翌日の6月26日土曜日、現場には消防局の隊員が集まっていました。隊員らが向かったのは、現場のすぐ近くにある保育所でした。園内に破片などが入らないよう、シートをかける作業が急きょ行われました。

 そして、6月27日日曜日は雨が降り、住宅の地盤が緩んでいないかが気になります。確認に来た市の職員に状況を聞くと…。

 (大阪市の職員)
 「クラック(ひび割れ)が入って、今のところ変化はないのかなと、前の写真と見比べますけど」

 崖の上に残された1軒。6月25日~28日の住宅の様子を比較すると、土台の土が削られ徐々に家が傾いているようにも見えました。こうした状況から、現場近くの保育所は倒壊初日から臨時休園になっていますが、保護者は…

 (保育所の保護者)
 「びっちり働いている人もいると思うし、めっちゃ困ると思います。仕事なんで(ずっと休む)そういうわけにもいかないし。すごく困っています、お金もないし」

 再開日は未定ですが、再開しても今の状態で通わせるのには不安を感じるといいます。

 (保育所の保護者)
 「怖いですね、今まで通り行かすかすかと言ったら、うーんとちょっと考えます。保育所(に行く階段を)降りているときに崩落が起きたらと思うと怖いです」

 現場付近の空き地では老人ホームの基礎工事が行われていて、崩落との関連はわかっていないということですが、近隣住民からは“揺れ”を指摘も。

 去年12月、現場近くの住民が撮影した映像を見てみると、工事の影響か、ウォーターサーバーの水が揺れているのが確認できます。さらに、こんな声も。

 (近隣住民)
 「基礎工事をしていて、ショベルカーなどがいろいろ入って、こっちまで揺れていましたから」

 大阪市は崩落原因を調査するとしています。


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