自ら考える「探求心の学び場」提案 塾に児童書専門店開設、絵本など250種類用意





岐阜新聞
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元公立小中学校教諭の木下慎一朗さん(34)=岐阜県羽島市福寿町本郷=が7月、絵本や児童書の専門店を併設した学習塾「みんなの学び舎ことのは」を同町平方に開設した。子どもの興味や課題に応じた探求型の学びの場を提供しようと開いた。探求型の学習塾は東京などにあるが、県内では珍しいという。

 「国が提唱し、理想とする個々の児童、生徒の課題に合った個別最適化した学習は公立学校では難しい。それを実現するための学びの場をつくりたかった」。教諭として勤務していた市内の小学校を3月末で辞め、空き家になっていた実家をリノベーションして塾を開いた。

 対象は幼児から高校生まで。「本人に考えさせながら、学び方を身に付けてもらう。興味の分野の広がりや深まりにもつながる」と話すように、1対1、または1対2で個別に行い、教科は関係なく、本人が学びたいことや課題に対応して指導する。受験に向けた対応も行う。

 絵本、児童書は250種類を用意。本によっては試し読みができ、「親子で来て、自由に使ってほしい」と話す。中学校では国語科の教諭をしており、絵本の読み聞かせ講座も開く。

 木下さんは「子どもたちの思考力を育むお手伝いをしたい」と話している。



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