10代の妊娠や産後うつのSOSに。渋谷区に誕生した「子育て支援施設」が期待できる理由





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悩みを話すハードルを下げ、誰でも駆け込める場所を目指す


坂本美雨さん(以下、坂本):専門の資格を持ったスタッフに相談できるんですね。例えば10代の妊娠の場合、いきなり病院へ行くのはハードルが高いと思うんですが、ここに来たら何とかなるという場所なのでしょうか? 「coしぶや」大和桂子さん(以下、大和):はい。まずはしっかりとスタッフがお話を聞かせていただき、一緒に対応を考えていきます。 必要に応じて、保健師など区の関係機関とも連携します。役所にはなんとなく行きづらいな…という人にも足を運んでもらえるよう、オープンな雰囲気づくりを大切にしているので、「駆け込み寺」だと思って安心して頼ってもらえればと思います。 坂本:居心地のいい雰囲気をつくるために、具体的にどういった工夫をされていますか? 大和:全体として、子どもはもちろん、大人もゆったりと過ごせるように空間をつくっています。色づかいをおさえたり、要所要所にクッションやスツールを置いたり…。 スタッフも、身近に感じてもらうために、服装は基本的に自由にしていたり、名札はスタッフ自身が呼ばれたい名前を書いていたりします。これに関しては様々な意見があったのですが、何度も議論を重ねて方針を決めました。 草野絵美さん(以下、草野):話しやすさって大事ですよね。私は大学生の時に出産したんですが、その時は「区役所の人に相談したら、説教されそうでちょっと怖いな」って思ってたんです。でもここなら、そういう人でも安心して行けそう。 岡庭:あとはお越しいただいた方には、毎回スタッフからも声をかけるようにしています。 草野:それはうれしい…! 子育て中って大人と話す機会がなかなかないから、声をかけていただくと、すごく心にしみるんですよね…。 最近健診に行ったときに、そこで初めて会ったママさんに声をかけたら「今日初めて大人と話しました、寂しかったです」って言われて。 どこかでゆっくりお話ししたかったんですけど、近くにカフェがなかったので結局すぐに解散しちゃったんです。でもこういう施設があると、ママ友ができるきっかけになるし孤独にならないですよね。 岡庭:実際にここでLINEを交換しているママさんたちを見かけることも多いです。 眞鍋かをりさん:相談ができて友人もつくれるって素敵ですね。あとこのビル内で健診、手続き、相談がワンストップでできるのもうれしいなと思いました。 役所だと「次はここで手続きしてください」って別の場所へ案内されたり、毎回健診の場所が違ったり…ということも結構あるんですよね。それがこのビルの中で完結できたら楽でいいなぁ。妊娠期から子育てが終わるまでずっと見守ってくれてる感じもするし。 大和:ちなみに健診や官公庁の事務手続きなどで、短時間子どもの保育が必要になったときには、お子さんをお預かりする「短期緊急保育*」も利用していただけますよ。*区内在住の未就学児が対象で、利用無料。原則予約制(TEL 0120-978-310)で16時30分まで利用できる。 一同:それはめちゃくちゃありがたい…!

コロナ禍だからこそ開け続けなければならない

各自治体へ知見を共有して、全国に「ネウボラ」を広めたい


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