長野放送様
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特集は、子育て中の親たちの「オンラインサロン」です。コロナ禍で、育児の孤立化・「孤育て」が増えていると言われるなか、自宅にいながら、気軽につながれる場として期待されます。
長野県上田市の吉沢茉帆さんは2児の母親です。上の女の子は2歳、第2子は7月に生まれた日々ちゃんです。
コロナ禍で出産・育児・吉沢茉帆さん:
「生後3カ月の女の子です」
スマートフォンに向かって話しかける吉沢さん。あるオンラインサロンに参加しています。
長野県上田市の吉沢茉帆さんは2児の母親です。上の女の子は2歳、第2子は7月に生まれた日々ちゃんです。
コロナ禍で出産・育児・吉沢茉帆さん:
「生後3カ月の女の子です」
スマートフォンに向かって話しかける吉沢さん。あるオンラインサロンに参加しています。
コロナ禍で出産・育児・吉沢茉帆さん:
「読み聞かせ、マンツーマンでやって飽きちゃって。『もう1回もう1回!』が無限大...」
オンラインサロン参加者:
「『皆さん何してるんだろう...?』(って思いながら)過ごしてます」
「1日が長く感じることってありますよね」
「あります、あります」
「こんなに子育てが"孤独"だと思わなかった」
オンライン上で交わされる母親たちの本音。今月1日から始まった「オンライン子育てサロン」です。
ウェブ会議システム「ズーム」を使って、初日はおよそ20人がやりとりしました。開催は月、水、金の午前10時から11時で原則無料。
妊娠中や0歳から3歳を育てる母親に参加を呼びかけています。参加するには、まず、無料通信アプリ「LINE」で公式アカウントに登録し、参加したい回に申し込むと、アドレスなどが送られてきます。
開設したのは、長野市の子育て中の母親らでつくる「ゆめサポママ@ながの」。新型コロナの影響で交流の場が減るなか、情報交換や悩みを共有する場を作ろうと、30代から50代の母親が中心になり準備を進めてきました。
ゆめサポママ@ながの・森田舞共同代表:
「今、"孤育て"孤独に子育てするお母さんが増えている。(一方で)コロナ禍が長引いたことによってオンラインを活用する人が増えてきた。そういう人たちをつなぐ場ができたらいいなと思った」
コロナ禍で心配される「孤独な育児」。長野市街地の支援センター「じゃん・けん・ぽん」は、安心して利用できるよう消毒などの対策を徹底し、親子を受け入れています。子どもの感染が心配された第5波の中でも、1日100人以上が訪れました。
利用する母親:
「子どもにマスクさせられないので人混み、飲食店は避けていました。ここだと同年代の子と遊ぶことができる、助かってます」
「(コロナ禍で)ずっと外出できなくて行く場所もなくて、下の子はまだ歩けないので外で公園で遊ばせることができなくて、(妊娠中から)コロナ禍だったので遠方の両親の応援も難しくて」
一方、こんな声も...
利用する母親:
「予約しなきゃいけないから、ちょっと空いた時間に(利用が)できない。その辺はやりにくい」
「じゃん・けん・ぽん」の利用は、去年6月に再開してから密を避けるため午前と午後、1時間半ずつに区切り、「完全予約制」。それぞれ距離をとりながら遊びます。
以前はお弁当も自由に食べられましたが、今は水分補給のみです。根強いニーズはあるものの利用面では制約が増えています。
そして今、施設側が心配していることがあります。以前、多く見られた「赤ちゃん」の姿が、コロナ後、ほとんど見られなくなったのです。
じゃん・けん・ぽん・伊藤直子理事:
「『小さい子を抱えて『出てきていいんだろうか?』そんな方も多かったかと思う。(出産から)1年たってやっと出てこようと思えるようになった、そんな声も。(コロナ禍の外出は)『最初の一歩』を踏み出すのが大変」
冒頭で紹介した吉沢茉帆さんも感染が拡大する中、出産と育児を迎えた一人です。通販やデリバリーを利用し、夫の助けも得ながら、外出は必要最小限に留めてきました。
コロナ禍で出産・育児・吉沢茉帆さん:
「(外出しても)それで感染したらどうしよう、常に不安がつきまとう。友達同士で会うのもそれぞれの価値観があるので、『できるだけ会いたくない』って人、『気をつけていればいいんじゃない』って人。その価値観がわからないから声もかけづらい」
ただ、家にこもって育児をするうちに、こんな思いも抱えるようになりました。
コロナ禍で出産・育児・吉沢茉帆さん:
「わざわざ電話して話すほどの用事があるわけじゃないんだけど1日、子どもと何して過ごせばいいかわからないし...。でも、そんなことに『どうしよう』『つらい』と思っている自分がいけないような感じがして、それ自体つらかった」
コロナ禍で出産・育児・吉沢茉帆さん:
「よろしくお願いします」
オンラインサロン参加者:
「フサフサしてますね、かわいい」
そんな中、出会ったオンラインサロンは、自宅で授乳やおむつ替えをしながらでも気楽に人とつながれます。
コロナ禍で出産・育児・吉沢茉帆さん:
「子どもとの時間の過ごし方のアイデアをもらえるといいし、コロナ後も移動せず、いろんな人とつながれる手段として活用したい」
ゆめサポママ@ながの・森田舞共同代表:
「オンラインは天候も関係ない。荷物を用意する必要もない。ちょっとつないで、ちょっとしゃべって、また子育てに戻れることが実現できれば、すごく子育てがホッとできるのでは」
母親たちの心強い支えとなりそうなオンラインサロン。今後はおしゃべり会のほか、ベビーマッサージやヨガの講座、助産師への相談会なども予定しています。
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長野県上田市の吉沢茉帆さんは2児の母親です。上の女の子は2歳、第2子は7月に生まれた日々ちゃんです。
コロナ禍で出産・育児・吉沢茉帆さん:
「生後3カ月の女の子です」
スマートフォンに向かって話しかける吉沢さん。あるオンラインサロンに参加しています。
長野県上田市の吉沢茉帆さんは2児の母親です。上の女の子は2歳、第2子は7月に生まれた日々ちゃんです。
コロナ禍で出産・育児・吉沢茉帆さん:
「生後3カ月の女の子です」
スマートフォンに向かって話しかける吉沢さん。あるオンラインサロンに参加しています。
コロナ禍で出産・育児・吉沢茉帆さん:
「読み聞かせ、マンツーマンでやって飽きちゃって。『もう1回もう1回!』が無限大...」
オンラインサロン参加者:
「『皆さん何してるんだろう...?』(って思いながら)過ごしてます」
「1日が長く感じることってありますよね」
「あります、あります」
「こんなに子育てが"孤独"だと思わなかった」
オンライン上で交わされる母親たちの本音。今月1日から始まった「オンライン子育てサロン」です。
ウェブ会議システム「ズーム」を使って、初日はおよそ20人がやりとりしました。開催は月、水、金の午前10時から11時で原則無料。
妊娠中や0歳から3歳を育てる母親に参加を呼びかけています。参加するには、まず、無料通信アプリ「LINE」で公式アカウントに登録し、参加したい回に申し込むと、アドレスなどが送られてきます。
開設したのは、長野市の子育て中の母親らでつくる「ゆめサポママ@ながの」。新型コロナの影響で交流の場が減るなか、情報交換や悩みを共有する場を作ろうと、30代から50代の母親が中心になり準備を進めてきました。
ゆめサポママ@ながの・森田舞共同代表:
「今、"孤育て"孤独に子育てするお母さんが増えている。(一方で)コロナ禍が長引いたことによってオンラインを活用する人が増えてきた。そういう人たちをつなぐ場ができたらいいなと思った」
コロナ禍で心配される「孤独な育児」。長野市街地の支援センター「じゃん・けん・ぽん」は、安心して利用できるよう消毒などの対策を徹底し、親子を受け入れています。子どもの感染が心配された第5波の中でも、1日100人以上が訪れました。
利用する母親:
「子どもにマスクさせられないので人混み、飲食店は避けていました。ここだと同年代の子と遊ぶことができる、助かってます」
「(コロナ禍で)ずっと外出できなくて行く場所もなくて、下の子はまだ歩けないので外で公園で遊ばせることができなくて、(妊娠中から)コロナ禍だったので遠方の両親の応援も難しくて」
一方、こんな声も...
利用する母親:
「予約しなきゃいけないから、ちょっと空いた時間に(利用が)できない。その辺はやりにくい」
「じゃん・けん・ぽん」の利用は、去年6月に再開してから密を避けるため午前と午後、1時間半ずつに区切り、「完全予約制」。それぞれ距離をとりながら遊びます。
以前はお弁当も自由に食べられましたが、今は水分補給のみです。根強いニーズはあるものの利用面では制約が増えています。
そして今、施設側が心配していることがあります。以前、多く見られた「赤ちゃん」の姿が、コロナ後、ほとんど見られなくなったのです。
じゃん・けん・ぽん・伊藤直子理事:
「『小さい子を抱えて『出てきていいんだろうか?』そんな方も多かったかと思う。(出産から)1年たってやっと出てこようと思えるようになった、そんな声も。(コロナ禍の外出は)『最初の一歩』を踏み出すのが大変」
冒頭で紹介した吉沢茉帆さんも感染が拡大する中、出産と育児を迎えた一人です。通販やデリバリーを利用し、夫の助けも得ながら、外出は必要最小限に留めてきました。
コロナ禍で出産・育児・吉沢茉帆さん:
「(外出しても)それで感染したらどうしよう、常に不安がつきまとう。友達同士で会うのもそれぞれの価値観があるので、『できるだけ会いたくない』って人、『気をつけていればいいんじゃない』って人。その価値観がわからないから声もかけづらい」
ただ、家にこもって育児をするうちに、こんな思いも抱えるようになりました。
コロナ禍で出産・育児・吉沢茉帆さん:
「わざわざ電話して話すほどの用事があるわけじゃないんだけど1日、子どもと何して過ごせばいいかわからないし...。でも、そんなことに『どうしよう』『つらい』と思っている自分がいけないような感じがして、それ自体つらかった」
コロナ禍で出産・育児・吉沢茉帆さん:
「よろしくお願いします」
オンラインサロン参加者:
「フサフサしてますね、かわいい」
そんな中、出会ったオンラインサロンは、自宅で授乳やおむつ替えをしながらでも気楽に人とつながれます。
コロナ禍で出産・育児・吉沢茉帆さん:
「子どもとの時間の過ごし方のアイデアをもらえるといいし、コロナ後も移動せず、いろんな人とつながれる手段として活用したい」
ゆめサポママ@ながの・森田舞共同代表:
「オンラインは天候も関係ない。荷物を用意する必要もない。ちょっとつないで、ちょっとしゃべって、また子育てに戻れることが実現できれば、すごく子育てがホッとできるのでは」
母親たちの心強い支えとなりそうなオンラインサロン。今後はおしゃべり会のほか、ベビーマッサージやヨガの講座、助産師への相談会なども予定しています。
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