子育てしやすい環境とは 「親の発達を地域で支える視点を」サミットで議論





京都新聞
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子育てしやすい環境づくりを考える「山城地域サミット」が23日、京都府木津川市山城町の「アスピアやましろ」で初めて開かれ、子育て支援に取り組む住民や自治体関係者など約200人が参加した。

 専門家による講演のほか、西脇隆俊京都府知事や支援団体代表、研究者らのパネルディスカッション、山城地域の27団体のパネル展示などがあった。

講演では京都大総合博物館の塩瀬隆之准教授が、子どもの教育について「子ども自身の観察と発見を大人が待つことが大切」と強調し、学校に限らず、子どもの学びを支えることが大人の義務だと呼び掛けた。

 ディスカッションでは、親子の交流や親の子育てストレスなどで意見を交わした。発達心理学の研究者は「親としての発達を地域で支える視点が必要では」と問題提起。西脇知事は「企業の育休でも、休めばいいというのではなく、心構えやノウハウがいると思った」と課題を挙げた。

 京都府社会福祉協議会によるフォーラムも同時にあり、新型コロナウイルス禍の子どもへの影響や居場所づくりについて、子ども食堂などの支援団体が活動を報告した。


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