子どもたちを支援するため、広がるサンタクロース大作戦とは?「こんな自分でもサンタになれた!」





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子ども時代、1年で一番楽しみにしていた日は?と聞いたら、おそらくベスト3に入るであろうクリスマス(あとの2つは誕生日とお正月でしょう)。「クリスマスプレゼントは届くかな?」「何がもらえるかな?」「良い子じゃないから届かないかも」とソワソワした気持ちや「サンタさんが来るまで寝ずに待ってる!」と夜ふかしに挑戦したことが懐かしいですね。 今の子どもたちもそれは同じ。「Switchが欲しい」「レゴが届きますように」「プリキュアに変身できるアイテムがいいなぁ」など、子どもたちの頭の中はクリスマスプレゼントのこと一色と言っても過言ではないでしょう。 でも、世の中には、育児放棄や虐待などの理由から家族と離れて児童養護施設や乳児院で暮らす子どもや、支援施設のサポートを受けながら自立をめざして生活する子どもがたくさん。クリスマスプレゼントへの願望を素直に表せないことも。そんな子どもたちへの支援を行う活動としてAmazonジャパンの「みんなで応援プログラム」が実施されています。また、各施設がサイトでほしい物リストを公開し、寄付を募っていることもあります。  これらをひとまとめにして情報発信を行っているのがサンタクロース大作戦(@santa_sakusen)さん。その投稿が静かな広がりを見せています。寄付をしたいものの、どこにすれば確実に届くのか?とためらうことも多いため、この発信を応援する声が寄せられています。 「素晴らしい企画に感謝!」 「情報をありがとう」 「夫婦でサンタクロースになれました!」 「皆で暖かな気もちでクリスマスを迎えましょう」 善意のコメントが飛び交うきっかけを作ったサンタクロース大作戦さんに、投稿についての思いを聞いたところ、以下のようなお答えでした。 「以前、Amazon「みんなで応援」プログラムのページを見て個人的に寄付をしたことがきっかけです。千葉市役所さんが千葉市内の施設に向けて同じ取り組みをやっているのは知っていたので、これが全国に広まるといいなという思いで始めました。ほしい物リストを使う仕組みについて、個人個人が勝手に物を送るよりも、ほしい物リストを作ってくれてるので施設にとっては不要な物が届くことがなく処分などのご迷惑がかからないことが素晴らしいと思いました」 実際にリストの中から数カ所の施設に寄付をしたそうです。過去に個人のSNSで協力を呼びかけた経験はありますが、専用のアカウントを作り、情報を発信したのは今年が初めて。「支援の輪がどんどん広がり、嬉しく感じています」と話してくれました。 そして、この投稿にすばやく反応したのがez(@ezo55333356)さん。「フォロワーへ Amazonがほしい物リストを公開している児童施設をまとめているので、みんな超手軽にサンタさんになろうぜ! (1000円以下のも多いので気軽に支援しやすいよ)」とツイートしたところ、 「住んでいる地域にある施設に寄付した」 「こんな自分でもサンタになれた!」 「サンタになる方法を教えてくれてありがとう」 と賛同が次から次へと広がっていきました。 「想像以上に拡散されて最初は驚き半分、戸惑い半分でしたが、優しい人がこんなにたくさんいるということに、今は心強い気持ちとあたたかい気持ちでいっぱいになっています」とezさん。 ご自身も、ほしいものリストを活用した支援や貯めたポイントでの募金、献血など普段の生活で無理のない範囲で取り組んでいて、「支援を始めたのはここ1~2年。自分のできる範囲でやることを心がけています」。 サンタクロース大作戦さんからezさんへ、そして、さらに多くの人が賛同し、行動に移したことで、現在、ほしいものリストが空になっている団体も続出中。また、出荷の都合上、届くのが新年になってしまう場合もあります。でも、子どもたちにとって、顔も知らない誰かが存在を認めてくれて、プレゼントを送ってくれるのはうれしいもの。 「届いたその日がクリスマス!」になるのではないでしょうか? サンタクロース大作戦さんもこう言います。「クリスマスが終わっても、アカウント削除する予定はありません。今後は時期に関わらず、支援の情報を発信していきたいと考えています」。 まだ、間に合います。今度は誰かのサンタクロースになってみませんか?


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