入園者5人未満なら休園へ/西辺幼稚園





宮古毎日新聞
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市教委 申込数4人、28日に決定
池間、福嶺ゼロ 来年度も休園継続へ

 

市立幼稚園の休園の承認議案について説明を聞く教育委員会=23日、市役所

市立幼稚園の休園の承認議案について説明を聞く教育委員会=23日、市役所

西辺幼稚園への2022年度入園申込者は現在4人にとどまり、編制基準の5人に達しておらず、28日までに5人に満たなかった場合、22年度は休園となる。市教育委員会が23日の定例会でその方針を決めた。休園となっている池間幼稚園と福嶺幼稚園への入園申込者は0人で、22年度も休園が継続されることが見込まれている。

市立幼稚園管理規則では、学級の編制について5歳児1学級の幼児数は5人以上と定めていて、その基準に満たないと見込まれる幼稚園については12月末までに教育委員会の承認を経て、休園となる。

規則を踏まえ今定例会には、3園の22年度の休園について承認を求める議案が提出された。担当するこども未来課が提案理由を説明するとともに、入園申し込み状況などを説明した。

教育部の上地昭人部長は同議案について、同日中に判断するか、12月の市役所最終開庁日となる28日まで決定を先送りして、その時点で申込者が増えていなければ原案通り休園を承認し、5人以上となる園があればその園を同議案から削除する修正案を承認することを今定例会で決定するという方法があることを説明した。

大城裕子教育長は「28日午後5時まで状況を見守って判断したいと思うがどうか」と提案。委員からも西辺幼稚園はあと1人で5人に達する状況にあることなどを踏まえ「可能性があるのなら28日まで待って、何とか休園させない方法を探るべき」との意見があり、審議の結果、28日午後5時時点の申込者数により、原案か修正案のどちらかを承認することを決めた。

今定例会ではそのほか、現職教職員の大学院への派遣および補助金交付要綱と、市美(ちゅ)ら島おきなわ文化祭2022補助金交付要綱の制定についての議案も審議が行われ、いずれも承認された。

市立幼稚園の入園申し込みに関する問い合わせはこども未来課(電話79・7825)まで。




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