なぜ保育現場でも?「透明なマスク」 大分





Yahoo!ニュース様 https://news.yahoo.co.jp/articles/92f70650053ec130ec43ebdb6726861b46a6e2aa
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先日の気象庁の会見で使用されていた口元の動きが見える透明なマスク。 同様のマスクがコロナ禍のいま、大分市の保育の現場でも導入されています。 理由について取材しました。 ◆保育士ノイズ 「もぐもぐもぐ、カジカジ!できた?美味しい?美味しかったね。」 大分市の桜ヶ丘保育所です。 保育士が着けているのは口元が見える透明なマスク。 中央の部分が透明で、マスク越しでも保育士の口の動きが分かります。 このマスク、中央の部分には透明なフィルム。それ以外の部分には不織布が使われています。 飛沫を防ぐ効果も確認されていて、大分市は去年11月から全ての市立保育園と幼稚園にこのマスクを配布しました。 ◆大分市保育・幼児教育課 三崎りか 参事 「日常的にマスクをする生活を過ごしている。そのことは子どもとコミュニケーションを図る上で今までと大きく違った所なので、より良い物を更に提供していければいいなと思う。」 食事の際によくかんで飲み込むよう指導する際も、口の動きを見せることができます。 こうした保育現場の取り組みについて保護者は…。 ◆保護者 「言葉とか口元の動きをよく家でも真似するようになった。」 ◆保護者 「先生が笑ったり、大切な話をする時の表情とかを見ながら子どもの心も気持ちも育っていくのかなということを感じていて、とても良い取り組みだなという風に思っている。」 乳幼児教育の専門家は、子どもが言葉を習得する上で相手の表情や口の動きが見えることは重要だと話します。 ◆別府大学短期大学部初等教育科 渡辺輝美 准教授 「子どもの言葉は2歳くらいに爆発的に獲得されると言われている。耳で音を聞いたり、それから唇の動きを見たりして言葉を覚えていく。このような状況の中でも最大限できることを工夫しながら、子どもの育ちを止めないことが大事。」 依然、収束の兆しが見えない新型コロナ感染対策と乳幼児教育の両立が求められる保育の現場では様々な取り組みが続いています。


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