子どもの感染が目立つ第6波 幼稚園の対策は…【大分】



YAHOO JAPAN ニュース
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大分県内でも子どもの感染が目立つ新型コロナ第6波の中で、感染予防対策に苦慮する幼稚園の現状を取材しました。 「マスクはちゃんとできていますか」 およそ200人が通う大分市にある「えのくま幼稚園」。園児が帰った10日午後3時過ぎ。 (園内アナウンス) 「先生方今から午後の消毒をお願いします」 先生たちが椅子や廊下の手すりなど子どもが触れる場所を中心に園内の消毒作業を行っています。 (長田文生園長)「やってもやっても、どこまでが徹底かというのがなかなか見えないところがあるし、中には精神的にやはり毎日大変プレッシャーを受けるというか、そういうところもあるかもしれません」 やはり、園で子どもを預かる先生たちの負担は大きなものがあるようです。 一方で、第6波が始まった1月以降の大分県内の感染者における10歳未満の割合は、週を追うごとに高くなっています。また、2月10日までの直近1週間の感染者における世代別の割合でも、10歳未満がおよそ20パーセントと一番高くなっています。 (長田文生園長)「どの幼稚園・保育園で広がってもおかしくないぐらいになってきていますから、感染対策を最優先するために子どもたちの活動もかなり制限を加えざるをえなくなっています」 こちらの幼稚園では子どもが好きな「歌」も、今は声を出さずに心で歌うという取り組みを行っています。またお昼ご飯では静かに食べる「黙食」を実践し、さらには積み木や「おもちゃ」なども使用の制限をしています。 (先生)「子どもがこれを触らないように、今はこれでふさいでいます。今はこういうおもちゃを使わないで、できるだけ外で天気の日は遊ぶように声かけをしています」 (長田文生園長)「今は我慢の時だと思うんですが、きっと春は来ると思うんですよ。だからそれを信じて、職員も子ども達も今は頑張り時かなという事を常に感じています」 園での感染拡大を防ぐため、先生も子どもたちも様々な対策や努力、そして我慢をして収束を願っています。

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