保育所の「原則開所」 現場は戸惑いも





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神奈川県内の一部の保育所では、園児らに感染者が出ても「原則開所」を継続する方針で、運用しています。しかし、現場では安心して保育ができないなど戸惑いの声が聞かれます。 鎌倉市にある梶原の森たんぽぽ保育園。 0歳から5歳まであわせて93人が通う園内は、28日も子どもたちの元気な声が響いていました。 園では子どもたちに対しマスクの着用は強制しておらず、その分、消毒作業や部屋の換気などできる限りの感染対策を徹底しています。 梶原の森たんぽぽ保育園 酒井由樹子園長 「子どもたちとは保育士は一緒に食事はとらないことにしたり、職員も大勢での会食には参加しないなど、規制を課してずっとがんばってきた」 現場が感染拡大防止に全力を注ぐ一方、県は、保健所の業務がひっ迫しているなどとして、園内で感染者が出ても濃厚接触者の調査を基本的に行わないほか、社会活動を継続するため仮にクラスターが起きても原則開所を継続するよう、保育所に求めています。 方針に従うかの判断は自治体にゆだねるとする中、対象の26市町村のうち半数以上の自治体が休園などの措置を引き続き行うと、県の方針に賛同できない考えを示し、鎌倉市を含む8つの自治体が、原則、従う考えです。 しかし、現場は今回の方針に不安と戸惑いが拭えないとして、せめて自宅で検査ができるよう検査キットの配布など支援を訴えます。 酒井由樹子園長 「お父さま・お母さまのお仕事の保障をしないといけないといった社会的使命は職員も十分理解してがんばっているところ。安心して保育ができて、安心して職員も家庭に帰れる支援を早急にしていただけたら」


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