保育現場で子どもの性被害を防ぐ 改正児童福祉法成立



Yahoo!ニュース様 https://news.yahoo.co.jp/articles/1a3bdbc1831774f1e6ebc1d94427879eff1e27d0
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なるほドリ 保育現場などでの、子どもの性被害を防ぐ取り組みが進むんだって?  記者 改正児童福祉法が8日成立し、過去に子どもへのわいせつ行為などを理由に都道府県から登録を取り消された保育士について、再登録を厳しくするルールが導入されます。  Q どう厳しくするの?  A 禁錮(きんこ)以上の刑(けい)などを受けて登録を取り消された保育士は現在、刑終了後2年間は再登録を禁じられていますが、改正法では「最大10年」に延長されます。  Q なぜこうしたルールが必要なの?  A ベビーシッターのアプリに登録していた男性が一昨年、保育中の子どもにわいせつ行為をして逮捕されるなど、保育や教育現場での性被害が社会問題化したことが背景です。今回の法改正は英国の制度を参考にしたそうです。  Q 英国にはどんな制度があるの?  A 18歳未満の子どもに1日2時間以上接する人を対象に、過去に性犯罪に関わっていないとする証明書を発行しており、これを基に犯罪歴を確認できます。英国政府のDBS(前歴(ぜんれき)開示(かいじ)・前歴者就業(しゅうぎょう)制限(せいげん)機構(きこう))という組織が担当しており、岸田文雄首相は国会で、この制度を参考に「教育や保育の現場で『日本版DBS』を導入する」と表明していました。法改正はその一歩と位置づけられます。  Q 今後取り組みが進むのかな?  A 小学校の学童保育や塾など、対象拡大について議論が広がる可能性もあります。ただ、犯罪歴は重要な個人情報で人権の制限にもつながるため、慎重に考える必要がありそうです。回答・小鍜冶孝志(くらし医療部)


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