保育士ら就職 大村市祝い金 来年度から導入方針



読売新聞オンライン様 https://www.yomiuri.co.jp/local/nagasaki/news/20220606-OYTNT50182/
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大村市は待機児童の解消に向け、県外から市内の保育園や幼稚園などの教育・保育施設に常勤で就職する保育士らに対し、最大50万円を支給する制度を2023年度から導入する方針を発表した。支給額は県内最大という。また、市外から就職した保育士にも最大35万円を支給する。

同市は、県内の市町で最も人口が増えている。4月1日現在の人口は9万5871人で、近年は年平均500人弱のペースで伸びている。こうした中、昨年度末の待機児童は77人となっており、市こども政策課によると、保育の質を向上させるためには約100人の保育士が不足しているという。

 支給制度は、「就職祝い金」と「継続応援金」の二つ。「就職祝い金」制度は、従来制度を拡充する。23~25年度に保育士、幼稚園教諭、看護師などとして就職した人が対象。3年間勤めた場合、県外から就職した人に35万円(従来15万円)、市外から就職した人には20万円(同10万円)が支給される。また、市内在住で保育士の資格などを持つ人らには5万円を支給する。

 「継続応援金」制度は、継続して勤務を続けた人を対象に4年目に5万円、7年目に10万円を支給。この二つの制度を活用し、県外から就職した人には最大で50万円が支給される仕組みだ。

 園田裕史市長は2日の定例記者会見で「大村市の施設を選んでもらうため、踏み込んで強化した。将来も市内に住んでもらえるよう、婚活など総合的な支援にも力を入れていきたい」と述べた。



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