高校生が保育の担い手に 夏休みに体験授業 広島・呉市


YAHOO!JAPANニュース様


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保育の担い手不足に悩む呉市が夏休みを利用して高校生に保育の現場を知ってもらおうと初めてとなる試みをはじめています。その様子を取材しました。 呉市内に合わせて103施設ある保育所や認定こども園…。 ”コロナ禍”からの経済回復にも重要な役割を担うとされていますが保育の現場は、いま課題に直面しています。 【呉市子育て施設課・大窪泰江主幹】 「4月5月は足りているが年度の途中でだんだん保育士が不足していく実態がありますので…」 産休や退職などで保育の現場を担う人手が不足し一時預かりなどを年度途中で休止せざるをえない状況に陥っています。 そこで呉市ではこの夏から”初”の事業を始めました。 【梶谷アナ】 「呉市焼山です。保育の体験事業に参加する高校生がいま来園してきました」 「おはようございます。よろしくおねがいします」 呉市内の高校に通う3年生の青木芽生さんと座賀白萌夏さん…。 【久志岡千恵 副園長】 「それぞれのお部屋で先生の指示を仰ぎながら、子どもたちとしっかり関わってください」 呉市が初めて希望者を募ったのは保育の体験事業。対象者は呉市に住む高校生や呉市内の高校に通う高校生たちです。 実際の現場を知って欲しい。呉市の担当者も保育の仕事に憧れを持ち進路選択に繋げてほしいといいます。 【梶谷アナ】 「こちらのいちご組では青木さんが体験をしています。あちらで子どもたちと一緒に言葉を交わしながら一緒にお片づけをしています。積極的に子どもたちに声をかけてコミュニケーションをとっています 【青木芽生さん】 Q高校生にとってはありがたい 「ありがたかったです。コロナ禍もありそういうのがなかったので嬉しかった」 将来は保育系の仕事に就きたいと夢を抱いてきた青木さん…。 【青木芽生さん】 「やっていて楽しいので、やりたいという気持ちが強くなった。先生と子供の信頼関係とかすごいなと見てて感じるので自分がなったら頑張りたい」 【梶谷アナ】 「ここは0歳1歳児の子どもたちの教室です。姿勢をかなり低くして子どもたちと目線を合わせてコミュニケーションをとっています」 熱を測ったり…。食事のサポートも…。一日の全てを体験しました…。 実は座賀白さんはこちらの幼稚園に通っていた一人…。今回もこの場所での体験を熱望したといいます。 【座賀白萌夏さん】 「自分が通っていた幼稚園の先生が本当に好きでカッコいいなと思っていて。いま将来に向けて2つ迷っていて経験してみたいと思って申し込んだ」 Q2つというのは幼稚園教諭と何? 「学校の先生です」 【幼児連携型認定こども園 桜ヶ丘幼稚園・久志岡千恵 副園長】 「いまうちの職員になっていますけど、卒園児がここで働きたいと帰ってきてくれるのは誇らしい」 市の予想を上回る62人の高校生が応募し、1人2日間、市内各所で今月末まで行われる体験事業…。 【呉市子育て施設課・大窪泰江主幹】 「まだ終わっていないが成功しているのではないかと思っている。保育士が不足しているという声が施設側から上がってこないような取り組みになればいい」 呉市は来年度も体験事業を行いたいとしています。


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