小1の壁を乗り越える!民間学童団体設立準備

PRTIMES様より

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実施内容
民間学童保育業界*は、共働き世帯の増加と、子どもに放課後を有意義に過ごさせたい、と考える親の希望を背景に、その需要性が高まっています。その一方で、民間学童市場には業界を取りまとめる団体が存在しないため、業界としての知名度・地位の向上といった社会とのコミュニケーションが図れておりませんでした。さらに物価・賃金等の高騰より、施設によっては学童保育運営の質的な懸念が生じる可能性ある昨今、問題事業者への対処といった業界としての利用者保護施策も求められています。

そこで、業界全体の健全な発展を実現し、子育て世帯負担低減、子育てしながら働きやすい環境つくり、そして子どもの生きる力といった「人への投資」の政策的支援を国・自治体と進めていくために、民間学童保育業界団体(仮)を設立することと相成りました。まずは、2023年1月中旬に放課後教育の学識経験者や行政関係者との勉強会などを行いながら広く加盟を呼びかけ、正式な業界団体としての設立を目指します。

*ここで言う民間学童とは、私立私営により小学生を対象とした放課後預かり&教育サービスを提供している団体・会社とします。

取組に至った背景
共働きやひとり親世帯において、子どもの小学校入学を機に、仕事と育児の両立が難しくなる「小1の壁」問題が深刻化し、4人に1人が小1の壁が原因で退職や転職を選ぶほど、大きな問題となっています。「放課後児童クラブ(学童保育)」の全国の入所児童数は5月1日時点で134万8122人。過去最多の昨年を約4万人上回ったことが全国学童保育連絡協議会(東京)の調査で分かりました。

一方で、小学校1年生は小学校内で年間1,140時間を過ごすのに対して、放課後は1,650時間。この膨大な放課後時間の過ごし方により、子どもの成長に差がつくことから、第二の家としての安全・安心な保育の場と、子どもの興味のある学びの場がある「民間学童施設」が増加しております。
イギリスなど欧米では、放課後時間での教育・福祉の枠を超えた「人への投資」政策を積極的に取り組んでおります。日本では、民間学童保育が、異年齢の子どもたちによる「正解のない」学び・探究学習の場をつくり、楽しく自発的に生きる力を育む「サードプレイス」の役割を担っております。


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