遊び場が森林の小規模保育事業所 熱海に来月オープン


東京新聞様
---------------------------

---------------------------------------------------------------------
 静岡県熱海市西山町に来年一月、小規模保育事業所「あたみ・パンダの森ほいくえん」がオープンする。二歳までの乳幼児を受け入れる。
 小規模保育事業所は原則としてゼロ〜二歳児を対象に、定員は六人以上十九人以下と少人数で運営される保育園。あたみ・パンダの森ほいくえんは晩年を熱海市で過ごした経営コンサルタントの船井幸雄さんの長女で、保育士経験のある佐野ゆかりさん(52)が園長を務める。定員は九人で、船井幸雄記念館(同市西山町)の館長を務める夫の浩一さん(58)が主に運営に携わる。
 園舎は床に国産スギを使ったり、隣接する私有地の森林の中に遊び場を設けるなど、自然に囲まれた園づくりをコンセプトにしている。空調設備などにもこだわり、佐野さんは「子どもに良いと思うことはたくさん取り入れた。豊かな自然の中で、とことん遊んでほしい」と話した。
 市学校教育課によると、十二月現在で二歳以下を受け入れている市内の保育施設八カ所のうち、ゼロ歳児の定員は三十人で一〜二歳の定員は百五十八人。市内に待機児童はいないが、希望する園が定員になったため断念する「私的待機」は発生しているという。二歳未満の保育施設は数が限られ、特に需要が高いといい、同課の担当者は「子どもを持つ保護者に選択肢が増えるのはありがたい」と語る。
 問い合わせはあたみ・パンダの森ほいくえん=電0557(86)5155=へ。(向川原悠吾)
------------------------------------------------------------------------------------------------

コメント