手作り宇宙へ ご招待 金沢・みはる幼稚園 段ボールで作品


中日新聞様


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 ロケットや宇宙服に宇宙ステーション−。みはる幼稚園(金沢市割出町)の年長児六十七人が「宇宙」をテーマに想像を巡らせ、段ボールを使った立体作品を制作した。二十日には同園で作品の発表会が開かれ、訪れた保護者たちが園児の独創的な作品に目を細めていた。 (西浦梓司)
 作品づくりのため、いしかわ子ども交流センター(同市法島町)のプラネタリウムを夏と秋に鑑賞。星稜高校(同市小坂町)の天文部を見学し、自作のプラネタリウムも見せてもらった。年長の三クラスが組ごとに作品に取り組み、約三カ月かけて完成させた。
 高さ二メートルほどのロケットは、園児たちが図鑑を熱心に読み込んで制作したという。船外活動用に宇宙服も用意した。段ボールをつなぎ合わせて作った宇宙ステーションの大きさは縦約三・五メートル、横約一・五メートル。外壁にはアルミホイルが貼られ、内部にレストランをイメージした段ボールのオブジェが配置されている。円形の宇宙船は屋根をカラフルなビニールで覆い、立体感を持たせた。
 発表会では、それぞれの組の園児たちが、作品制作の過程や苦労したことなどを保護者の前で説明。発表後には、保護者が作品で遊ぶ園児たちの姿をスマートフォンのカメラで撮影していた。浅日一輝(いっき)ちゃん(6つ)は「色を塗ったり、段ボールを組み立てたりするのが大変だった」、泉亜侑(あゆ)ちゃん(6つ)は「皆と一緒に作って楽しかった。またプラネタリウムを見たいな」とそれぞれ笑顔で話した。
 作品の材料費などは、県の健民運動推進本部の子どもの夢実現サポート事業の助成金を活用した。
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