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小学生のひと夏にボランティアの芽が育っています。伊予市双海町で24日、夏休み中の小学生たちが地元の保育園児に紙芝居を披露。コロナ禍を経て4年ぶりに「子ども読み語り隊」が復活しました。
名護谷希慧キャスター: 「双海町にある図書室に来ています。この中で子供たちが読み聞かせの練習をしています。きょうの朝から4時間、熱心にやっています」 練習に励んでいたのは地元の小学生たち6人。そのTシャツの背中には「よみかたりたい」の文字。伊予市双海町では2008年から夏休みに小学生たちが「子ども読み語り隊」を結成。地元のイベントなどで絵本の読み聞かせや人形劇を披露し、多い時には40人以上の隊員がいました。しかしコロナ禍で活動は一旦休止。この夏、4年ぶりに念願の復活を果たしました。6人のうち5人は経験者です。 2回目参加の6年生: 「2年生のときにやったとき楽しかったから、もう一回やろうと思った」 「私のお姉ちゃんたちが元々やっていて、楽しそうにやってたからやってみたいと思いました」 初めて参加する5年生: 「本が好きだから、本の魅力を伝えられたらいいなって」 一緒に練習するのは、絵本を読み聞かせする地元のボランティアグループ。今回披露するのは紙芝居。作品のなかには、地元・双海の山が恐竜に見えることにちなみ、先輩隊員たちが作ったオリジナルの物語もあるんです。 読み聞かせの練習: 「やったー!生まれた」「あのふたみザウルスのこどもじゃないか?」「ねえ、パパ、名前をつけよう」「そうだなあ、何がいいかなあ」「じゃこてんザウルスは?」 ボランティアのメンバー: 「上手やったよ、上手やった」 「結構ゆっくり話そうって思って意識したよね。感じたもん、ナイス!」 練習を終えた「子ども読み語り隊」は2つのグループに分かれ本番へ。このうち1つは上灘保育園に向かいました。 名護谷キャスター: 「どう?今、緊張してる?」 小学生のメンバー: 「はい、緊張してます」 上灘保育所に入っていくドキドキの隊員たちに、15人の小さなお客さんから期待のまなざしが注がれます。 子ども読み語り隊: 「赤色ちょうちょは黄色い花にとまりました。そして花の蜜をゴクゴクゴク」 園児?: 「ゴクゴクゴク」「きいろー!!」 園児たちの大きなリアクションに、隊員たちにも笑顔が広がりました。 隊員: 「最初は緊張してたけど、読んでたら楽しくなってきた」 「保育園生の人たちが喜んでくれてよかった」 「最後の6年生だから、できたのでよかったです」 「満点!満点!はなまる」 ボランティアグループ「読み語り隊」橋本千春さん: 「2年くらい前から(小学生からも)やらないの?やらないのって。大人になっても、自分が好きなことで誰かの役に立ったり、喜んでもらうことができる子供たちになってくれればな」 夏休みのひとコマ。自分にできることで人を楽しませる。そんな「ボランティアの芽」が育っていました。
テレビ愛媛
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