全国初「居住者専用の学童保育付き」マンション 高田馬場に計画進

朝日新聞デジタル


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三井不動産レジデンシャル(東京都中央区)は、小学生が放課後を過ごす「学童保育」を設置したマンションの建設を進めている。居住者専用で、東京都新宿区に2025年完成予定だ。これまでマンション敷地内にテナントとして学童保育施設が入る例はあったが、共用スペースに居住者のみを対象にして設けるのは全国で初めてだという。

 同社によると、建設が進んでいるのは「パークシティ高田馬場」。学童保育は共用スペースに設け、開設時間をニーズが高い平日午後に限定する。それ以外の時間帯は、他の住民が自由に利用できるようにする。

 もともと平日午後は共用スペースの利用が少なく、その有効活用の観点でもメリットがあるという。

 開発を担当する三井不動産レジデンシャルの竹野翠さんは「学童保育を利用できずに困っているという社員の声を聞いたことをきっかけに、子育て世帯の不安を解消できるような住まいを作れないかと考えた」と話す。

 こども家庭庁が6月に発表した調査では、学童保育を利用できない「待機児童」は全国で1万6825人(5月1日時点、速報値)となっている。(中井なつみ)


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