自然を感じながら自由に遊ぶ「保育園遊学」 東京の家族が秋田・東由利の夏満喫 学生は“憧れ”の地方で保育体験

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秋田・由利本荘市で、田舎暮らしを体験するワーケーションプログラム「保育園遊学」が行われている。今夏は2022年に引き続き、東京の家族が参加しているほか、都内の学生がインターンで地方ならではの保育を体験している。

「解放感にあふれている感じ」

由利本荘市東由利の保育園「えみの森」に、7月29日から約2週間の日程で短期入園しているのが、土屋華奈ちゃん(6)と怜久くん(4)のきょうだい。東京からやってきた。

由利本荘市では2022年から、県外の子育て世帯に地方の暮らしを体験してもらうワーケーションプログラム「保育園遊学」に取り組んでいて、華奈ちゃんと怜久くんは2022年、両親と一緒に初めて秋田を訪れた。
父・土屋重人さん:
去年「また行きたい」と帰ってからも言っていたので、いつか行きたいねと話していた。私が休みを取れたので、今回来ようということになった
「えみの森」は緑豊かな風土を生かし、子どもたちが自然を感じながら自由に遊べる保育環境を整えている。
この日はお絵描きに挑戦。キャンバスは牧草のロールだ。子どもたちが伸び伸びと過ごせる環境は、土屋さん家族をひきつけた魅力のひとつだ。

父・土屋重人さん:
今は、はしゃぎまくって、走りまくって、音をたてまくって解放感にあふれている感じ。ストレスなく気持ちよく過ごせている

土屋さん家族は今回、約2週間滞在し、東由利の夏を満喫する。

東京から大学生がインターンに

また保育園では2023年、市の若者定着事業の一環で、保育士を目指す大学生のインターンを受け入れている。今回は東京から3人の学生が参加し、8日間滞在する。

インターンの学生:
もともと地方暮らしと田舎の中での保育に興味・関心があり、どちらも満たしているのが秋田だったので、参加したいと思い応募した

学生たちは、東由利の子どもたちの人懐っこさや地域の人々の温かさに触れ、地方での暮らしへの憧れがますます強くなったという。

由利本荘市によると、市への移住者はコロナ禍こそ落ち込んでいたが、2022年は転入者が急激に増えた。

由利本荘市移住支援課・長谷部浩司課長:
地方への関心は非常に高まりを感じている。少しずつだが地域資源を活用し、PRしていきたい

由利本荘市は、秋にも保育園遊学を実施することにしていて、子育て世帯や若者の定着を目指す。

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