子どもの熱中症対策 保育の現場は

NHK NEWS WEB



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連日猛暑が続く中、子どもたちを熱中症から守ろうと出雲市の保育園では年代ごとに水分補給の方法を工夫するなど、さまざまな対策を講じています。

出雲市にあるおよそ200人の子どもがいる「たちばな保育園」では、毎年夏になると勤務する看護師と保育士が連携して子どもたちを熱中症から守る対策をとっています。
そのうちの1つが年代ごとに分けた水分補給の方法です。
0歳から2歳のクラスでは、子どもたちは自分でのどの渇きなどを訴えることが難しいことから、少なくとも1時間に1回、保育士が付き添って牛乳や水などを飲ませています。
一方、3歳から5歳のクラスでは水筒を持参してもらっていますが、水筒から直接飲むとどのくらい飲んだか確認できないことから、保育士が見ている前でコップに中身を注いでもらうことで必要な量の水分を確実に飲んでもらうようにしているということです。
さらに屋外で遊んでもらう際にも対策を徹底しています。
例えば、園の屋上にあるプールには布を張った簡易的な屋根で日陰を作ることで、子どもたちは直射日光を避けながら水遊びができるほか、プールの近くにはミストを設置して床の温度を下げ、休憩中でも体温が上がるのを防ごうとしています。
「たちばな保育園」の看護師、森山源斗さんは「子どもたちの成長のためにも屋外での活動は必要ですが、大人が気をつけないと子どもの熱中症は避けられません。安全に遊ばせるためにこれからも注意していきたい」と話していました。


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