めがねのまち鯖江発、子どもの近視を防ぐ紙芝居 NPOが制作、福井県内の園に配布へ

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めがねのまち福井県鯖江市で、目の健康促進に取り組むNPO法人「NPOみるみえる」は、子どもの近視を防ぐ「三つの20」の習慣を伝える紙芝居と絵本の制作を進めている。県内の保育園、幼稚園に配布し啓発につなげようと、福井県のふるさと納税型クラウドファンディング(CF)で8月末まで、支援を募っている。  弱視の早期発見や、ヨガを取り入れた目の健康体操などを周知啓発してきた同NPO。子どもの視力低下が進行する中、幼い頃から気軽に取り組める対策を普及させようと、今回の企画を立ち上げた。  「三つの20」とは、「近くを20分見たら」「20フィート(約6メートル)先を」「20秒間見る」という米国眼科学会が推奨する近視予防の習慣のこと。同NPOの加藤裕之理事長は「ご飯を食べたら歯を磨くように、目を守る行動を習慣化してほしい」と力を込める。  同県越前市職員で絵本作家の波多野翼さんや、同市職員でイラストレーターの岩崎かおりさんらの協力を仰ぎ、プロジェクトチームを結成。10月の完成を目指し現在、紙芝居の制作を進めている。鯖江にちなみ、レッサーパンダやめがねミュージアムをモデルにした愛らしいキャラクターを登場させ、子どもが親しみやすい物語を編むという。  完成した紙芝居は県内全域約250の保育所、幼稚園、こども園に寄贈する予定。紙芝居を上演した動画も制作し、県外へも発信したい考えだ。  CFは県の支援事業に採択され、7月18日の公開から1週間ほどで寄付金の目標額120万円を達成。さらなる寄付を募り、紙芝居を基にした絵本もセットで配布しようと準備を進めている。  寄付はCFサイト「レディーフォー」から。福井県に対するふるさと納税として扱われ、税控除により実質2千円の負担で支援できる。5千~10万円の支援コースがあり、紙芝居や動画へのクレジット掲載などの返礼を用意する。

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