幼稚園のスズムシ〜金沢〜

NHK
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金沢市の幼稚園で飼育しているスズムシが、残暑の中、きれいな音色で園児たちの耳を楽しませています。

金沢市橋場町にある清泉幼稚園では、近くに住むスズムシ愛好家から毎年贈られるスズムシを8月から9月にかけて飼育しています。
スズムシは繁殖を迎えるこの時期、オスがメスにアピールするため羽をこすり合わせてきれいな音を出します。
通園時間の朝や、夕方は特に盛んに音を出し園児たちを楽しませてくれます。
この幼稚園では、子どもたちに生き物に親しむだけでなく調理の経験を積んでもらおうと、包丁で野菜を切ってスズムシにエサをやることも教えています。
この日は年長クラスの11人がエサやりに挑戦し、時にはスズムシを手に乗せて遊びながらスズムシの世話を楽しんでいました。
清泉幼稚園の新谷裕美園長は「小さな虫にも存在価値があることを言葉ではなく体感で感じてくれたらいい。これこそ子どもの育つべき姿だと思っています」と話していました。
スズムシは9月下旬まで鳴き続け産卵するということです。


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