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バッタとりにカエル釣り、水遊びに、栗拾いまで、山あいの静かな集落にある熊本・八代市坂本町の「あさひ森の保育園」の子どもたちは、四季に合わせた活動を楽しんでいる。 自然の中からの学びを大切にする“里山保育”に取り組むこの保育園では、2023年4月から、3歳児から5歳児までが同じ生活をする「異年齢保育」に週1回取り組んでいる。 あさひ森の保育園・坂本顕真園長: 各クラスでお集まりが始まるまで遊ぶわけですよ。それもクラスの壁を越えて、年齢差も超えて、自由にのびのびと遊んでいる。それを私たちは見て、意図的にこういう環境を用意しておくべきではないかと思って
あさひ森の保育園では日々の行事が決まっておらず、子どもたち自身が話し合いをして、その日の過ごし方を決めている。異年齢保育が始まって2カ月、この日はみんなで何をしたいか話し合っていた。 ドッジボールや鬼ごっこと、子どもたちは積極的に手を挙げて自分たちがやりたいことを発表するが、なかなか意見がまとまらない。泣き出す子も出てきて中断するが、「2つの遊びに分かれて遊んではどうか」という意見が出され、ようやくまとまった。 中山理絵先生: 異年齢になって話し始めたばかりなので、いろんな考えが今、出始めている状況。お互い後半になってくると、相手の気持ちも考えて話し合いもうまくいくのかな 保育が専門で、あさひ森の保育園にも何度も足を運んでいる熊本学園大学の宮里名誉教授は、「大人の社会と同じように子どもたちも違う年齢の中で学ぶことが重要」と話す。 熊本学園大学(保育専門)・宮里六郎名誉教授: やはり同年齢では幅がないので選択肢が狭くなる。3、4、5の異年齢だったらいろんな多様な子がいる。大きい子を見ていて、“できそうなことはやってみよう”と思うが、“やはり僕は小さくてできないんだな”と諦めるのだが、“大きくなったらたぶんできるようになるから、その時やろう”って気持ちを切り替えられるのは、異年齢の面白いところ
異年齢保育を始めて半年がたつと、話し合いもずいぶんとスムーズになってきた。 定期的に年齢の違う子供たちが活動を一緒にすることで、年下の子が年上のまねをしたり、年上の子が年下の世話をする様子が見られるようになった。 あさひ森の保育園・坂本顕真園長: 家ではひとりっ子や弟や妹だったりするが、異年齢保育では、お兄さんになったりお姉さんになったりする。すてきな人間関係が構築される 異年齢保育で「子どもは子どもの世界でしか学べないこともある」、そんな新たな効果も見えてきた。あさひ森の保育園では、今後1、2歳児にも広げて異年齢保育を進めていく予定だ。
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