「こどもまんなか応援サポーター」岐阜・垂井町が就任宣言 育休退園全廃、病児保育所開設へ

株式会社岐阜新聞社

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 岐阜県垂井町は17日、子どもの健やかな成長を支える社会を目指すこども家庭庁の「こどもまんなか社会」に賛同し、「こどもまんなか応援サポーター」の就任を宣言した。広く企業や町民に協力を求め、少子化対策や育児支援を加速する。

 宣言を受け、町は4月から、下の子が生まれて親が育休を取得すると上の子が保育園を退園になる、いわゆる「育休退園制度」を完全に廃止する。町内にある町立・私立のこども園全7園が対象。

 また4月から、町内の博愛会病院で小児科が再開される見込みで、病気でこども園に行けない子を一時的に預けられる「病児保育所」の開設を目指し、協議を進めている。今後、町議会の審議を経て年度内の開設を目指す。

この日、同町地蔵の垂井東こども園で宣言のセレモニーを開催。未就園児の親子36人が訪れ、一緒に楽しめるマット運動などを教わって親子で触れ合った。

 その後、早野博文町長が町の「子育てファーストタウンたるい」の取り組みを紹介し、参加の親子と一緒に「頑張ろう」と声を合わせて“宣言”した。

 早野町長は「これまで高校生の医療費無償化や小中学校の給食費無償化に取り組んできた。親子が笑顔になれるようさらに子育てファーストの予算を組み、対策を加速したい」と話した。


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